11月から最低賃金が一番上昇したのは徳島県。
昨年から84円上昇したのだが、後藤田県知事が若者の
流出を防ぐ為に最低賃金審議委員会に出席し、1.000円
以上となるよう要望したのだが、その結果の980円。
980円×8時間=7.840円
7.840円×22日=172.480円
172.480円×12か月=2.069.760円
年収206万円になったとて、現在と同じような確率で
若者たちは徳島県から出て行くだろう、と想像してしまう。
非正規労働者でも雇用側が厚生年金にしてくれるならば
少しは安心できるかもしれないが、そんな企業は地方では
稀だし、何より目の前のおカネを欲する気持ちが強い人の
方が多いらしいから、それでも効果にならない可能性も。
秋田県が吾が国では最たる低賃金で時給951円。
二番目は岩手県・宮崎県・熊本県・沖縄県で952円。
岩手は秋田の発表を見てから1円高くしたそうだ。
岩手県知事曰く、「最下位では見栄えが悪い」とのこと。
それを知った秋田県審議委員会は不快感を示した。
貧乏が貧乏を嗤う如しで、そういう問題ではなかろうに・・・。
だから年に数万人ずつ人口が減って行くのである。
国全体として人口減になるのは致し方がないし、そんなに
困ることではない。だが、偏りが激しいのは全体的に痛む
から防ぐ方向を取らなければならないのは中学生でも理解
できること。それを実行するのが政治なのだが、政治家も
国民も自分のことで精一杯の様子。
子が居ない私が心配しているのも滑稽と言えば滑稽(笑)
最低賃金の話になると必ず出て来るのが給料を払う経営者
側の苦悩。
でもね、一つ言っておかねばならないことがある。
働いてもいない親族に色々な役職を付けて、労働者への
給料に反映させてない零細企業がわんさかあるでしょ。
そんなのは「不当利益」としか私は思わないね。
そういうことをしておきながら、「もう余裕はないですよ」と
言う経営者が実は多いのも実際のこと。
本当に苦しいのなら、そういう経営者は明日から労働者と
して別の会社に勤務すればいいだけのこと。経営能力が
足りないのだから。
さて、私が暮らす愛媛県の最低賃金は956円。
松山は50万都市だから、ぼちぼち1.000円以上の賃金を
支払う企業も見受けられるが、だからとて非正規労働者の
ままで生きて行くのは厳しい未来しか見えない。
元自民党の衆議院議員だった後藤田知事のように愛媛県知事も
振舞えるのか、私は観察することにする。
それこそが政治家の腕の見せ所だからだ。
さて、話は変わって・・・。
今週は良いことが幾つかあった。
月曜は私が詠んだ短歌に関係するラインが来た。記憶に
あるからラインが来たのであり、それだけで喜ばしい。
火曜はアレルギーを出すことなくコーラスに参加できた。
水曜は過去一番のブログ読者数になった。読者が直ぐに
離れてしまうのも吾がブログの特徴なのだが、(そうかぁ!
こんなにも読んでくれていたのかぁ)と素直に喜んだ。
大きな地震が来なければいいが・・・(笑)