公立高校には定員がある。
定員未満でも入試内容が悪ければ入学を認められない
自治体もあれば、定員以内なら例え入試内容が悪くても
入学を認められる自治体もある。
沖縄県は厳しい態度を取っていて226人が定員割れでも
不合格にされている。福岡県は153人。高知県は130人。
全国合計で2.004人が定員割れでも不合格である。
逆に、東京・大阪・北海道・埼玉等は、入試の点数が殆ど
取れていなくても入学させている。
同じ国でこれだけ対応が違うのは理不尽ではないか。
成績が最悪でも入学させている理由は、15歳の可能性を
摘みたくない、ということらしい。なるほどね、と思う。
成績が悪過ぎる生徒は入学させてない自治体は、「定員
内不合格者が多いのは重く受け止めるが学力的について
行けるかの判断がある」としている。なるほどね、と思う。
で、私の結論。
高等学校はそもそも義務教育ではない。だから最低限の
試験は受からねばなるまい。落ちたら私立高校に行くか、
浪人するか、労働者になるべきだ。そして高校に行きたけ
れば実力がついてから再び挑戦するのが本人のため。
この人の成績では最初から他の生徒について行けない、
もしくは、態度が悪いという内申書があるから他の生徒の
迷惑になる可能性が高いと判断されたら、入学を認めら
れないのは当然であろう。
加えて、終生中卒でも最低賃金や労働の対価を真っ当に
して普通に暮らせる国にすることが先決なのである。
ましてや、今の大学生は、殆どが大学まで行く必要がない
知能であるのが実際のところ。
全ての公立大学は何から何まで無料とし、10人に1人が
入学できる程度の割合にすればいいのである。残り9人の
3人は専門学校に入り、他の6人は中卒と高卒で先ずは
労働者になる方がむしろ健全である。
子供家庭庁の予算は6兆4千億円。0歳時保育から大学
卒業まで完全無料(寮費・食費なども含め)にしても、まだ
まだ余裕があるのは無学な私でもわかることなのだ。
中卒でも大卒でも未来に不満が起こらない世の中ならば、
わざわざ子供家庭庁など無くても、自民党もスウェーデンの
幸せ指数を目指すべきとしているように、出産数も増えるし、
若い労働者も増えるのである。
人間は個々に成長速度が違って当たり前。
私なんか、高卒で先ずは社会に出るべきだった。
で、本気で学びたくなったら高校でも大学でも挑戦したら
いいだけのこと。
そしたら国民の知的レベルも少しは上がるだろう。
奨学金とは名ばかりの「学生ローン」を数百万円も借りて
二流・三流大学を卒業し、30歳過ぎても借金を返済して
いるのは真っ当な国の教育のあり方ではないでしょ!
50年前までは高卒と中卒が大半で、それでも社会は過不足
なく成り立っていたのである。
早く社会に出たら、人は早く育つからである。
14歳の心構えも昔のように大きく変わることだろう。