昨日ね、ブログを始めたばかりの人の文章を読んでみる
気になったのね。 ま~、私が退屈していたんだね。
頁を開いたら、本名かもしれない名前が目に入った。
「〇吉」という名前からして中年というよりも老年かも。
で、米価高騰にとってもお怒りのようで、それは農水省の
減反政策が原因なのだ、とおっしゃっている。
でも、二行目で私は(ぷっ)と笑いだした。
だって「全銘柄60キロ平均価格3.820円(11月20日)」と
書いているんだもん。
(実際は全銘柄の60キロ・平均価格は22.700円・玄米)
「〇吉」君の文章を読んで、米価格への私見を書くことに
した。米についての考え方が大きく異なるからである。
農水省が減反政策をしたのは、米が余る世の中になったからで、
その原因は米の大量生産が可能になったことと日本人の米消費
量が著しく少なくなったからである。
他国に上手に売り出せれば良かったのだが、それは叶わなかった。
だから減反政策を完全悪と指弾するのは無理があるのだ。
なにも政治家と役人だけが悪い訳じゃない。
加えて言えば、減反政策は6年前から廃止になっている。
昨年までと比べれば確かに50%以上の高騰だから、驚くのも
頷ける。だが「米が安過ぎた」と言えるのではないか。
国によってはパンも主食だから二つを比べてみれば米が
如何に安いかったか、が理解できる。それが一年間だけ
ポンと値上げしただけのこと。来年10月には必ず少しは
値が下がるのである。
そんなに腹が立つなら、大好きなパンでも食べてなさい。
米価よりも脅威なのは、野菜価格の高騰であろう。
実は米作りは猛暑でも対応が可能なのだ。今年の米価高騰は
猛暑が原因なのではなく、減産が影響したまで。
だけど、野菜類は来年からもずっと続くかもしれない。猛暑
への対策がまるでなっていないからだ。
だから米価50%上昇に目を奪われているのは森を見ずに
木を見ていることになる。
私が知っているだけでも、レタスが4倍・キャベツも4倍・
大根は2倍強・他の葉物野菜も茸も1.5倍だったでしょ!
そっちの方が実は庶民にとって確実に脅威になるだろう。
当ブログでは昔から、「野菜は工場で」と発信している。
現在では「魚も工場で」と強く言いたい。
しかも高級魚ではなくて大衆魚でなければ意味がない。
でないと、本当に生活に困る人が年々続出するぞ!