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都会生活1.2.3

職務質問

昨日、仕事の帰り道に踏切を通ったら、ハザードランプをつけたパトカーが路上に止まり、二人の警官が男性を呼び止めていた。

男性は、この暑い時期に黒の冬物スウエット上下を纏い、某衣料品店の袋を抱えていた。

顎マスクで髭と髪は伸び放題。40代くらいかと思われる風貌。
男性は警官の職質に、苛立ちを抑えきれず怒鳴りちらしながら、持っていた袋を路上に叩きつけていた。

巡回中のパトロールでは、怪しげな人をチョイスする。それは犯罪を未然に防ぐ効果が高いと評価できるが、時に無防備に人を傷つける。

何もしていないのに疑われたトラウマ。

知人の息子さん、今はニ児の父となったが、大学を出てある時期ニートだった頃、図書館から出てきたところを警官に呼び止められたと。

荷物や身分証を提示させられ、聞かれたくもないプライバシーをあらわにされた。
その怒りを自宅に帰り母である知人にぶちまけたと。

そりゃ、腹立つよね。

昨日の男性。身なりから地域のグループホームで暮らす担当患者さんに似ていてどきりとした。

その患者さんは時々、話をしたいと私を訪ねてくる。先週の土曜日も真昼に暑苦しいスウェット姿。

ねえ、今はめちゃくちゃ暑いから、もっと涼しい格好しようよ。それに昼中この格好で歩き回ると熱中症が心配だよと諭すが、
大丈夫だからと。

昨日の人には気の毒だけど、患者さんでなくて良かったと少し胸を撫で下ろし、帰路につきました。

写真の花は、子どもの頃、少し唾をつけて鼻に貼ると天狗のようで、「鼻【花】天狗」なんて呼んでいた覚えがあります。

天狗になった気分で面白がりました。
懐かしいな。
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