信州上田の、真田の里の山家神社を訪問しました。
927年に編纂された「延喜式」神名帳には、当時「官社」に指定されていた全国の神社一覧が記録されており、
その神社のことを「式内社」と呼びます。
山家神社は「延喜式」神名帳に記載された、信濃国の式内社46社のうちの1社です。
創立年は分からないそうですが、景行天皇の御代(71年~131年)に、
日本武尊を合祀したと伝わっているため、その前からあったといわれてきます。
上田城の鬼門除けとしても真田氏の手厚い保護を受けたそうです。
社号標と一の鳥居
一の鳥居
両部鳥居です。
一の鳥居の扁額
参道と社叢林
山家神社の社叢は、上田市の天然記念物に指定されているそうです。
奥に二の鳥居が見えます。
石灯籠と二の鳥居
拝殿
狛犬(右
狛犬(左
塀殿の扁額は、拝殿の内部にあります。
拝殿を斜め横から
本殿
御祭神は、大国主神、伊邪那美神、菊理媛神、日本武尊、神八井耳神です。
拝殿わきにある旧社殿の鬼瓦
明治期のものだそうです。
神庫
社殿の周囲に境内社がたくさんあります。
二の鳥居わきには、真田神社があります。
真田神社の建つ場所は、山家神社の神宮寺であった白山寺の跡地です。
白山寺は、明治の神仏分離令で廃寺となったそうです。
真田神社の鳥居
真田神社社殿
御祭神は。真田幸隆大人命、真田昌幸大人命、真田信幸大人命、真田幸村(信繁)大人命です。
真田神社の扁額
境内にある碁盤
ここにも5円玉で作った六文銭が置かれていました。
山家神社の社殿の周囲にある境内社を紹介します。
阿夫利社(雨降社)
子安社
女石
金刀比羅社
銘はありませんが石祠が並んでいます。
山神社
大山祇神社です。
大歳御祖社、日枝社、建雄社
男石
浄定社
北野社(天神社)
諏訪社
駒形稲荷
山家神社から見える北東側の山並み
山頂付近が紅葉していました。