かながわ いーとこ

神奈川県にはいろいろな景色があり、魅力に溢れています。ぶらぶら散策して見た風景・いいところを少しずつ紹介します。

上田城跡・国指定史跡(長野県上田市)

2016年10月30日 | ぶらっと散策

信州上田の、上田城を訪問しました。
前回は、上田城跡公園内にある真田神社と真田丸大河ドラマ館を紹介しましたが、
今回は、上田城の様子を紹介します。

お城の南側の上田城跡駐車場からスタートです。
目の前に石垣と南櫓がそびえます。


お城の南側は尼ケ淵という崖で、石垣が築かれています。

当時はこの石垣の下は川原だったそうです。

お城の南側の上田城跡駐車場から本丸方面に向かうには、
時計と反対まわりにお城の東側の二の丸橋まで行かなくてはいけません。

当時はお堀だった「けやき並木遊歩道」を進みます。

子の遊歩道は、昭和3年から40年以上電車が走っていたそうです。

二の丸橋をくぐったところで、階段を登ってお堀から脱出します。
二の丸橋を渡ります。


二の丸東虎口の土塁の上にある平和の鐘


二の丸北側にある上田市立博物館と庭園


本丸の入り口に建つ、北櫓と南櫓と東虎口櫓門

上田城の3つの櫓は、長野県宝に指定されています。

東虎口土橋から見た南櫓とその手前の空堀

先ほど尼ケ淵から見上げた時は石垣が見えましたが、内側は堀になっていました。

東虎口櫓門

東虎口櫓門の外側にある真田石

真田信之が松代に転封となる際に、形見に持っていこうとして微動だにしなかった。
と言われている巨石です。

本丸内部から見た北櫓と南櫓と東虎口櫓門


櫓内部の見学ができるというので、さっそく300円払って向かいます。
南櫓からです。

入母屋造の屋根


東虎口櫓門の内部

当然ですが梁が立派です。

東虎口櫓門は1層です。

東虎口櫓門から見る二の丸方面

火縄銃のレプリカ

触ったり手に持つこともできます。

北櫓に移動

北櫓の1階部

2階にも火縄銃のレプリカがありました。

北櫓2階の北側の鉄砲狭間から

北櫓2階の梁


東虎口櫓門を通って南櫓に戻ります。
南櫓にある駕籠

鎧兜


南櫓の窓から東虎口土橋の石垣と空堀


本丸の西側にある二市櫓に向かいます。
西櫓

当時は7棟の櫓があったそうですが、この西櫓のみが寛永期から
解体されることなく唯一残っている櫓だそうです。
(南櫓と北櫓は、明治維新後に別の場所にあった遊郭の建物として使われていたそうです)

西櫓入り口から尼ヶ淵方面


本丸跡から見る西櫓



櫓見学を終え、本丸を取り囲む広大な濠を見に行きます。


この規模のお城にしては堀が広いです。


別のところから


本丸の鬼門に位置する北東の土塁を意図的に削った「隅落とし(隅欠)」


城跡公園内の紅葉の様子。


1週間前の様子なので、もっと色づいていると思われます。


本丸北側の紅葉


二の丸の紅葉



帰りに南側の上田城跡駐車場に戻る際に、もう一度尼ヶ淵を見てみます。
南櫓の真下から


西櫓の下まで行ってみました。


少し離れて西櫓を望みます。


西櫓下から南櫓方面


上田城には天守閣がありませんが、石垣と櫓で十分満喫できました。
天守閣がある城だけが「お城」ではない。を再認識しました。