かながわ いーとこ

神奈川県にはいろいろな景色があり、魅力に溢れています。ぶらぶら散策して見た風景・いいところを少しずつ紹介します。

九品仏の紅葉の様子(世田谷区奥沢)

2018年12月09日 | 神社仏閣
東京都世田谷区の「九品仏」の紅葉の様子を紹介します。
正式な名称は、九品山唯在念佛院浄真寺(山号 九品山、院号 唯在念佛院)という、浄土宗の寺院です。
参道、総門、閻魔堂、仁王門、鐘樓、開山堂、本堂、三仏堂、書院、食堂など、整った七堂伽藍を有する
数少ない名刹とのことです。
境内は約3万6千坪あるそうです。

東急大井町線の九品仏駅からすぐのところから参道が始まります。


参道の先に総門があります。

総門の扁額


総門を入ってすぐの紅葉

右奥が閻魔堂

総門を入ってすぐのお地蔵さまと石仏


先に進んで左に折れると仁王門が見えてきます


仁王門

仁王門は寛政5年(1793年)の建立で、楼上には阿弥陀如来像と二十五菩薩が安置されているそうです

仁王門の扁額

仁王門の別名「紫雲楼」とあります

向かって右の阿像

向かって左の吽像

仁王門の内側には、風神像と雷神像もありました
(ガラス戸内にあり反射しているため写真はありません)

仁王門から見た境内


紅葉と仁王門


仁王門の奥左手に鐘楼があります


鐘楼は宝永5年(1708年)の建立で、四周に十二支が刻まれているようです
鐘楼の彫刻と梵鐘


鐘楼奥の様子


仁王門から延びる参道の紅葉が見ごろでした


かえでとイチョウ


振り返って紅葉と仁王門


色とりどりで美しいです


参道の途中にある五重の塔の石燈籠と紅葉


太いイチョウの木が見えてきます

本堂前の東京都の天然記念物に指定されている「九品仏のイチョウ」です

イチョウの落ち葉


イチョウと本堂


「九品仏のイチョウ」の脇から振り返って仁王門方面


本堂脇の庭園越しの仁王門


本堂


本堂前の仏足石


本堂前の塔頭


本堂とかえで


かえでとカヤ

背後のカヤは、東京都の天然記念物に指定されています。

境内の周囲には土塁が残っています

ここは奥沢城の跡地だったそうです

九体の阿弥陀如来像が、三つのお堂にそれぞれ三体ずつ安置されています。
極楽往生の際の九つの階位を表しているそうで、九品の仏があることから「九品仏」と呼ばれるそうです。
極楽往生の際の九つの階位は、「品」が上中下、「生」が上中下、この組み合わせ(3×3)だそうです。
九体それぞれで印相が異なるそうです。

三つあるお堂のうちの「上品堂」


三つあるお堂のうちの「中品堂」の写真はありません。

三つあるお堂のうちの「下品堂」


帰りに、本堂脇のサキソウ園に寄りました。
そこからの眺め


庭園には池もあります。


サギソウは夏に咲くのでこの時期には咲いていません。
世田谷区の区の花でもあります。

庭園の蹲


開山堂脇の石仏(不動明王?)


紅葉もきれいで、勉強にもなりました。