かながわ いーとこ

神奈川県にはいろいろな景色があり、魅力に溢れています。ぶらぶら散策して見た風景・いいところを少しずつ紹介します。

杉山神社 (緑区西八朔町)武蔵国式内社・有力論社

2016年09月04日 | 神奈川の神社仏閣

927年に編纂された「延喜式」神名帳には、当時「官社」に指定されていた全国の神社一覧が記録されており、
その神社のことを「式内社」と呼びます。

「相模国」の式内社は十三社が記録されており、すべて訪問しました。
「延喜式内 相模国十三社」の一覧はこちらでご覧いただけます。)

川崎市と横浜市の半分くらいが、昔は「武蔵国」だったため
現在の神奈川県内にある「延喜式内社」というとらえ方をすると、
武蔵国式内社の「杉山神社」を参拝しないわけにはいきません。

「杉山神社」は、武蔵国式内社の六の宮とされる格調の高い神社ですが、
「杉山神社」には「論社」が非常に多く存在します。
(「論社」とは、延喜式に記載された神社と同一もしくは
その後裔と推定される神社のことをいいます。)
また、鶴見川水系の横浜市、川崎市、町田市には、
不思議と「杉山神社」が40以上存在します。


今回紹介する緑区西八朔町にある杉山神社は、
武蔵国式内社の「杉山神社」の最有力論社とされています。

県道140号線に面したところにある社号標


社号標わきの参道を進むと、正面に杉山神社があります。


手水舎と鳥居


手水舎


参道わきの改築記念の碑

昭和57年に改築したようです。

鳥居

両部鳥居です。

鳥居奥の灯籠と参道の階段


階段を登った先に狛犬があります。

狛犬(右

狛犬(左


拝殿

拝殿の破風下の頭貫や木鼻と扁額


扁額


拝殿と本殿


本殿

本殿脇から

御祭神は、五十猛命、大日霊貴命(天照大御神)、素盞嗚命、大田命 です。

拝殿前の境内の様子


賽銭箱近くのケースにあったパンフレット

西八朔の杉山神社は、武蔵総社の「大國魂神社」との関係が深く、
大國魂神社例大祭「くらやみ祭り」の神事に参列したり、
逆に西八朔の杉山神社の例大祭に大國魂神社の神職が参列してるそうです。

拝殿わきの祠

何も祀られていないように見えます。

境内社

中の祠に仏像が祀られています。


そのほか、境内の様子です。

鳥居わきにあった力石


神社の手前の道沿いにある庚申塔と地神塔


拝殿わきの竹林


階段を登ったところの木々の間から、恩田川方面が見渡せました。




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この記事の写真は キヤノンPowerShot G7X Mark2で撮影しました。
Canon デジタルカメラ PowerShot G7 X MarkII 光学4.2倍ズーム 1.0型センサー PSG7X MarkII
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