生麦事件は、幕末の1862年9月14日に、武蔵国橘樹郡生麦村(現在の横浜市鶴見区生麦)で
イギリス人を薩摩藩士が殺傷した事件です。
事の起こりは、島津久光公の行列に騎馬で乗り入れたため、薩摩藩士たち切り付け、
リチャードソンというイギリス人が死亡、残り2名重傷となった事件です。
この事件によって薩英戦争が起こり、その後薩摩とイギリスが急接近したことを考えると、
歴史の転換点の一つともいえます。
生麦事件の碑は生麦駅から徒歩10分ほどのところにあります。
祠の中にある石碑
一部が欠けています
説明の看板
実はこの石碑は、もともと200mほど西側にありましたが、
横浜環状北線という道路工事のため、現在地に仮移設されています。
もともと石碑があった場所は、事件発生現場ではなく、
リチャードソンさんが殺害されたところだそうです。
事件があった場所(騎馬で行列に乗り入れたため切り付けられた地点)は、
上の写真の地図にもあるとおり、600mほど東の地点です。
行ってみました。
そろそろこのあたりかと思われる地点で、
民家の前に数人の人がいました。
皆さんが見ていたのは、生麦事件発生現場の看板です。
民家の塀に取り付けられています。
訪問した日が、事件があった9月14日の直後の週末
ということもあり、訪問者がいたようです。
(石碑も別のグループが見学していました)
生麦事件発生現場の看板の近くにある
御社母子稲荷神社
「おしゃもじ いなりじんじゃ」と読むようです。
祠と眷属のキツネ
咳を治す神として『新編武蔵風土記稿』に記載されている古い神社だそうです。
※社宮神社として記載されています。
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この記事の写真は キヤノンPowerShot G7X Mark2で撮影しました。
Canon デジタルカメラ PowerShot G7 X MarkII 光学4.2倍ズーム 1.0型センサー PSG7X MarkII | |
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