オーソクレース;レース後コメント
20/8/9 札幌競馬場
- 9日の札幌競馬ではゆっくりとしたスタートで中団後方からの競馬。焦らず進めて4コーナーから直線へ向くところで外に出すと直線で一気に前を交わして優勝。「いや~、とにもかくにも無事に勝つことができてホッとしました。初入厩の時はどうなることやらと思っていましたが、経験を積みながら馬が段々と成長を見せてくれ、札幌に入れてからはたまに危ういところを見せたことはあったものの、だいぶ落ち着いて日々の調教を行えていました。上手く行ってくれそうかなと思いつつも、やはり競馬なので行ってみないとわかりませんからドキドキしながら見ていましたが、無事に勝ってくれて良かったです。血統的なことを考えると最初からやる気になりすぎても困るので練習の段階からゲートはあまりビュッと出なくていいと捉えていましたが、実戦でもゆったりと出てくれたので馬群の中で走らせることを教えられましたね。勝負どころで外に出し、ゴーサインを送ってビュッと脚を使わせるといういい経験ができ、なおかつデビュー勝ちを収められたので、初戦としては言うことがないくらいです。今後に関してはまだ決めていませんが、今慌てても良くないでしょうから、今のところ労いの意味も込めて一度牧場に戻そうと考えています」(久保田師)初入厩、そしてNF天栄での調整初期は若さを全面に出して手を焼くところがありましたが、厩舎スタッフ並びに天栄スタッフが試行錯誤しながら接していただいたことで、札幌競馬場に入ってからは随所に若さを見せつつも成長を感じさせる立ち振る舞いができるようになり、順調に調整を進めることができていました。スタートこそ速くはなかったものの悪さをすることはなく、集中して走ることができていたのではないでしょうか。直線外に出してから追い出すと一気の伸びで、素晴らしい勝ちっぷりを見せてくれました。当初は“使いながらかな…”と思っていたところもあったのですが、さすが良血馬と言ったところでしょうか。もちろん、まだ船出したばかりでこれからです。今回は少頭数で恵まれていたところもあったでしょうし、今後は壁にあたったり、もまれることもあるでしょう。その一つ一つの経験を糧として吸収し、いつかは偉大なる母のような活躍を見せてくれることに期待したいと思います。今後については様子を見てから判断していく予定です。