父と私と癌、時々母

5年前に亡くなった父との思い出を、忘れないうちにツラツラと書いていこうと思います

実は肺癌だった

2021-07-22 13:57:39 | 日記
現役時代は1日40本喫煙のヘビースモーカー。隠居して禁煙したものの、COPDにはなるべくしてなったという感じか。
悪化するもことなく、近所のクリニックに通院し、「まぁ大丈夫でっしゃろ」と検査も受けず、薬をもらっていた。(父は関西弁ネイティブ、関東に移り住み40年たってもぶれることなく亡くなるまでコテコテの関西弁を喋っていた。)
数年たった頃、どうも息が苦しくなり、さすがにレントゲンをとってみたらあら大変、手に負えません、と鴨川にあるK病院を紹介された。

胸に水がたまっており、血中酸素濃度は89%、呼吸困難のレベルだ。
急いで酸素吸入を!となったそうだが本人曰く「そこまで苦しくなかった」そうだ。空腹以外、身体の不調を感じることがないと言っていたが、本物だと思った。
緊急入院となり、仕事休みの火曜日、往復5時間弱かけて見舞いに通う日々が始まった。父は病状の説明や、パソコンで調べた医師の経歴などボチボチと話してくれた。たまっていた水は3リットル、本来なら相当苦かったはずなのだが流石というか何というか。。
数週間たった頃、病院から家族に話があるので集まってほしいとの連絡があった。あぁ、やっぱりか、と嫌な予感が確信へと変わっていった。

予感通りだった。肺癌stage4。手術は出来ないとのことだった。
もっと早く検査を勧めていれば、との後悔が頭の中をぐるぐる回っていた。


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