5年前、父の病室のテレビからは安室奈美恵のHEROが流れ、私は今にも消えそうな命の炎を見つめているしかなかった。
東京オリンピックでは実家の近くがサーフィンの会場になること、嬉しそうに話していたが、見ることはないのだ、と覚悟した。
いよいよ東京オリンピックが始まるとなり、ふと父との思い出を記しておきたくなった。
子供が中学生になると、実家から足は遠のき、父とお別れするまであと何回顔を会わせるのだろうとぼんやり考えることはあった。
が、父が肺癌になり、今までまともに会話などしたことがなかった父との関係が濃厚なものに変わっていった。
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