避難所・被災地情報について

2011-04-07 14:02:12 | -避難所の様子
避難所・被災地情報
ご担当者様

東松島市野蒜の実家を津波で失った者です。
あれから約1ヶ月が経ちますが、たくさんの方からの
善意や励ましに支えられ、日々過ごしております。

いまだに多くの方々が避難所生活をしていますが、
地元以外では知りえない情報について書かせていただきました。
現状を知っていただくだけでなく、ご自身が被災した際の
参考にしていただければと思います。

私も1週間ほど避難所生活をしましたが、そこで大変だったのは
水が出ないことによる衛生面の問題、冷たい飲み物と寒さでした。

トイレと食事・・・1~2日は良くても、延々手を洗わずにいれば
病気になります。たとえ、ウェットティッシュや消毒薬を持っていても
いずれは底をつきます。

ストーブは、初めは1000人近くいた大きな体育館に1ヶだけ・・・
という対応で、毛布も3人に1枚で皆震えながらあの寒さを
過ごしやったのを覚えています。
その後、ストーブが5台ほどに増え、人数も半分以下に減っても、
ヤカンが少なく、温かいものを飲むこともままなりませんでした。
4日目に熱を出して、保健室で寝ていたときいただいた白湯が
初めて飲んだ温かいものでした。

毛布も人数が減るにしたがい、また避難所を出る際に置いていく方がいて
それをまわし使いながら暖をとっていましたが、夜の寒さは半端では
なく、下と上と合わせて6~7枚使っても寒さはじわじわと体の心を冷やしました。
ダンボールを敷き、カイロを使ったりもしましたが、床板に寝るのはやはり
寒いものです。

避難所のほとんどが学校や体育館のような場所のため、
長ければ長いほど、体調を崩しやすくなるのはもちろんのこと、
精神的にもつらくなってきます。

そんな中、聞くところでは、食事を3食から2食に減らされるところもあるのだとか。
子供たちのために学校を始めたい(と実際、本当に思っていらっしゃるのかどうか
定かではありませんが・・・)のは分かりますし、新学期を迎えられたとあちこちで
聞くにつれ、明るい話題であることは間違いありませんが、避難所しか
いる場所がない人たちにとって、精神的にさらに追い討ちをかけるようなことを
平気で言ったりしたりすることはいかがなものかと思いました。

確かに、子供たちにとって学校は大切です。
しかし、いまだ余震が続いている中、半壊(もしくはガラスに亀裂が入っている)
などで次に起こりうると言われている大きな地震が来たとき、二次災害が
起こり得ないとは言い切れません。その際、被害にあうのは子供たちです。

避難所の方々は家がなくているだけに過ぎなく、決して好きでいるわけでは
ありません。

・被災者の一人一人は「生きる」ためにそこにいるということ。
・そうした人に「仕事だから」と非条理な話を差し向け精神的に追い打ちを
かけることはやめてもらいたいこと(まずは教育者としてありえないと思います)
・教育者であれば現状を把握し、二次災害がないよう人の命と建物全てに対し
徹底した責任をもって対応すること

現場の対応を担っている方々も体力的なこともあるかと思いますが、以上について
今一度考え、人間味ある対応をしていただくことを願っています。

今回、被災しなかった地域の皆様は、常に避難の準備や心構えはできていますか?
準備していたものを持ってこれなくても、心構えさえしっかりしていれば慌てることは
ありません。宮城県や隣県にいた私たちはそれができていましたが、それでも
困難だったことには変わりありませんでした。

地震が来たとき、津波が来たとき、自分はどうするか?
どういう場面であれば、どう行動するか?

TVでも言われていますが、常にシュミレーションしておくことが大切だと思います。

最後に、当初あれだけたくさん送ってもらっていたと思われる食料は各避難所で
底をつきかけているようです。

昨日も石巻市、塩釜市、南三陸町等で、食料品(野菜・果物・肉・魚・インスタント品・
飲料・調味料・お菓子・缶詰など)、乳幼児用品、介護用品、消毒薬等の衛生用品、
マスク等の医療品などなど、不足しているとラジオを通して訴えがありました。
これはローカルなので、地元の人しか知りません。
ぜひ、全国各地の企業・団体その他組織で上記のものの提供にご協力いただける
のであれば、お願いしたいと思います。
持込のみ可としているところもありますので、ご協力の際は、くれぐれもその点に
ご注意・ご配慮願います。

また、多くの避難所では、毛布や米は足りているそうです。
不必要なものではなく、必要としているものをご確認の上、ご協力いただけると
幸いです。
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149 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
物資送付先について。 (junko)
2011-04-08 22:38:50
避難所は平等に配るので、必要な物と数を確認するよう言われましたが、どうやってコンタクトとれば良いのですか?
個人的に行いたいのです。
返信する
ugg (UGG)
2011-08-12 17:02:28
被災者の一人一人は「生きる」ためにそこにいるということ。
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PatekPhilippe12@gmail.com (Patek Philippe)
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Contact Centre (Contact Centre)
2012-04-25 17:39:21
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返信する
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返信する

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