さよなら原発市川パレード

「3.11さよなら原発市川パレード」です。
被災地復興・支援!放射能から子どもを守ろう!2018年は3/11に歩きます

「忘れないで」―福島から 1

2013-04-22 | よもやま
 「さよなら原発・被災者支援市川ネットワーク」のせろさんが、仮設住宅の自治会長さんから詩のような散文を預かってきました。せろさんの文章と詩を紹介します。

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 3・11前後のメディア報道があっというまに鳴りを潜めてしまった4月19、20日、日頃行きたいと思っていてもなかなか都合がつかなかった被災地へようやく行くことができた。
 道中、山々は薄靄がかかったように、春の芽吹きを準備している。桜が、水仙が、連翹が、菜の花が耕作されない田畑と民家の周辺を彩っている。何も知らなければ、見る人の心をいやす美しく平和な農村風景である。だがそこは津波で押し流され、原発事故の結果、放射能に覆われ、もはや人が住めなくなった場所だ。
 何回かに分けて、写真と文章を掲載します。 せろ


乙女の祈り

大阪からあなたは来た

「ナニカ、オテツダイ、デキマセンカ?」
差し出された小さな「ボード」に
ボクは「来てくれてありがとう!と
走り書きをする。

何もしてくれなくても
何も言ってくれなくても
微笑んで頷いてくれただけで
あなたの思いは
仮設のみんなの心を
優しく包みました

あなたに会えて良かった
並んで仮設周辺のゴミを拾ってみる

あなたの優しさで
涙はもう渇れそうです
ボクは、今日、素敵に出会いました

(大阪から来た、難聴の乙女へ)