晴山雨読ときどき映画

“人生は森の中の一日”
山へ登ったり、本を読んだり映画を観るのは知らない世界を旅しているのと同じよ。
       

長崎街道を行く (1月5日)千綿~彼杵

2017年01月24日 | 長崎街道歩き
やっとパソコンが戻ってきました!
更新できない間に街道歩きを3回やり、遅々たる歩みで現在塩田宿入り口付近に到達しています。

1月5日に歩いた千綿から彼杵間に印象的だった場所を紹介します。  
見出し画像の石塔は千部塔。歩いたコースの村境ごとに千部塔(せんぶとう)もしくは万部塔なるものが数基建立されていて、いったい何のためにと疑問が湧きました。↓もそうです。

区境に千部塔在り冬ざるる



彼杵役場に問い合わせて訊いてみると、「この村には隠れキリシタン(最近では潜伏キリシタン)はいません。日蓮宗の信徒である」と証明して建立されたとのこと。法華経の千倍、一万倍のお経を唱え込んであるらしい。当時の厳しいキリシタン弾圧が想像され胸ふさがれました。
キリシタン弾圧の遺跡はこの港にもありました。





大阪の堺を発った24人のキリスト教信者たちはずっと歩き続け、↑彼杵港から長崎の時津へ船に乗り長崎の地で処刑されます。
穏やかな大村湾をどんな気持ちで渡ったのだろうか。彼らの胸の裡を知りたいと思いました。
奇しくも先日から遠藤周作原作の『沈黙』が上映中です。映画館へ行こう!












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