発達障害・知的障害の生徒様の個性と可能性を伸ばす

300.敬老の日

300.敬老の日

「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック教育研究所

 きのうは「敬老の日」でした。おじい様・おばあ様、ご老人と何か交流を持たれましたでしょうか?直接会われることがないとしたら、話題になさってみるのもいいでしょう。

 お父さん・お母さんにも、それぞれお父さん・お母さんがいて、自分とどういう関係にあるのか?自分の知っているおじいちゃん・おばあちゃんはその何に当たるのか?・・・ということが意外に把握できていない生徒さんがいらっしゃいます。

 この機会にお子さんを基点として、両親を位置づけ、その上にそれぞれの両親を位置づけて、関連図を描いて見せてあげましょう。

「じゃあ、○○のおばあちゃんはこの中のどれになるの?」
「じゃあ、お兄さんは?」この「お兄さん」というのが、実は「おじさん」だったりもします。親御さんが「お兄さん」と呼ぶので、お子さんも同じように「お兄さん」と呼んでしまっているのです。
「じゃあ、○○ちゃんは、だれの子ども?」・・・疑問は次々に湧いてきます。関心のあるときが、チャンスです。納得のいくまで教えてあげましょう。

 「孫」という言葉も案外知られていません。初めて聞く言葉であるような反応の生徒さんもいれば、「それが孫なんだ」と「孫」の意味が初めて分かったような生徒さんもいます。

 きのうの「1対多」ではありませんが、相対的な見方もなかなか難しいものです。「私」にとっての「おばあさん」は、お母さんにとっては「お母さん」、「私」は「おばあちゃん」の「孫」で、「お母さん」の「子ども」。

 いつも自分が基点ではなく、基点を他者に置いた見方も理解できる、こんな捉え方ができるようになることもひとつの成長です。社会性を育むプロセスには、このような相対的な視点の獲得も必要ですね。



造形リトミック教育研究所
>>ホームページ http://www.zoukei-rythmique.jp/
>>お問い合せメール info@zoukei-rythmique.jp

なかのひと
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