3856.~特性を活かしながら~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「アマゾン!?」(8月30日)
おはようございます。相模原教室の臼井です。
ある生徒さんと国語の読解問題に取り組んでいたときのこと。
自然に関する説明文で、
「アマゾン川流域では~」という文が出てきました。
それを読んだ生徒さんが、
「小学校低学年くらいの子だと、アマゾンって聞いたら買い物のほうのアマゾンだと思うかもね」と言いました。
なるほど確かに、ネットショッピングがすっかり生活の一部として根付いた昨今、南米のアマゾンより先にネットショッピングのアマゾンのほうを知る子どもたちも多いかもしれません。
他にも、
「漢字は苦手だけど鬼滅が好きで『鬼』という字は書ける、という子がいるかもしれない」
「キャッシュレス決済しかしたことがなくて、お金の使い方やお釣りの意味がわからない子がいるかもしれない」……などと話が広がっていきました。
年齢、趣味、生活環境等により、生徒さんの既有知識は異なります。
それに合わせて講師は指導方法を変えますが、これからの時代、今まで以上に娯楽の種類は増え、流行やライフスタイルの変化は速くなるでしょう。
講師はより一層様々な物事にアンテナを張り、指導に活かしていく必要があると感じました。
◇ワンポイント・メッセージ◇
なかなかに、鋭い指摘ですね。続いて、「鬼滅」「キャッシュレス」と、次々に発想がすばらしい。しかも他への推察ができるとは、この才能は何かに活かせそうですね。ところで、アマゾン川流域のお話はどんな展開だったのでしょう・・・。生徒さんの特性を活かしながら、本論からも外れずに。そこが講師の腕の見せ所ですね。