発達障害・知的障害の生徒様の個性と可能性を伸ばす

4065.~好きなことで力を伸ばす~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「創造造形、リアリティ追求」(4月28日)

おはようございます。西国分寺教室の小川です。

R君、今日も元気に笑顔で来室すると、開口一番、教室の入り口前のディスプレーを指し示しながら、

「今月は“あれ”を作るんだね」と、興味津々に話しかけてきます。

講師が、

「そうだよ!創造造形の時間に作ろうね」と声を掛け、授業の開始です。

教室では毎月、季節感やイベントを意識した「テーマ」に沿って「“創造造形”(=工作)」に取り組みます。

R君は創造造形を毎月楽しみにしている生徒さんのひとりで、とても想像力豊かで、且つリアリティを追求します。

例えば、テーマが動物であれば、まずはパソコンで対象の動物の「色合い」や「形状」を事前に確認したうえで取り組みを開始します。開始してからの集中力は抜群で、持ち前の手先の器用さを活かし、ハサミやのり、セロハンテープなどを駆使し、どんどん作業を進めます。

時折、

「先生、このパーツは何に使うか分かりますか?」と講師に質問しながら、いつも楽しそうに取り組み、

ディスプレイ(=見本)に自分なりのアレンジを加え、完成させます。

教室でのR君は、数学、国語の学習が主で、50分授業のうち創造造形に取り組む時間は10分程度に限られますが、

しっかりと勉強に集中して取り組んだ後のお楽しみタイムとして、完成まで2週に渡り取り組むこともあります。

お母様もR君が創造造形に興味があることはご承知であり、事前にご了承いただいたうえで取り組んでいます。

授業後の親御様へのご説明の際、R君の出来栄えをいつも嬉しそうにお母様に説明している姿が微笑ましく、

講師も自然に笑顔があふれます。

ある時、

「先生! 僕、もうすぐ最上級生になるんですよ! 1年生も入ってくるしね。」と、いつになくまじめな顔で話しかけてきたことが印象的でした。

R君も今年は中学3年生、受験生です。

目標とする高校も決まり、その目標に向けて毎週頑張っています。

その頑張りを講師もしっかりとフォローしたいと思っています。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

R君は、美術専門の高校を目指している生徒さんです。好きなことに十分時間をかけ、持っている力を伸ばし、可能性を拓く。SEOLEOの教育が目指すところです。親御様と教室との相互理解と協力があってこそ成り立ちます。R君の落ち着いて生き生きとしていること、すばらしいですね。この1年間、受験生として坦々と努力をして目標を達成されることを心から願っています。

発達支援教室Elephas(エレファース) 

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