発達障害・知的障害の生徒様の個性と可能性を伸ばす

39.心の軸(4)自分の子どもに積極的にしてみたか?

39.心の軸(4)自分の子どもに実践してみたか?

「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」
  造形リトミック教育研究所  

*楽しいからのパートナー
*新しく知るからのパートナー
*ちょっと簡単からのパートナー  

 おはようございます。造形リトミック教育研究所の玉野 摩知佳です。

 私は、息子にも造形リトミックを実践しました。作品を絵画展にも出しました。といっても、息子に造形家は目指させようとしたわけではありません。造形リトミックは、造形家を育てるためだけのものではありません。

 「描くことを通して、ものを見る目と脳の機能を育てる」ことを目的とする教育法です。いろいろなことを造形を通して、楽しみながら学ぶ。対象に興味を持ち、探求しいろいろなテーマや事物から多くのことを学ぶ。

 自然の力、生物の進化、生きる仕組み、技術の発展、事物の構造、美しさ、ユニークさ、世界の多種多様なあり方・・・。

 造形リトミックを通して養われた「ものを見る目と機能」は対象とする事物についてだけではなく、仕事や生き方においても感性や探求心、創造的見方という点で生かされるのではないかと長い目で見ています。

 教室の生徒さんに対しても、
 ・目で見る機能を育てる
 ・耳で聞く機能を育てる
 ・手指を使う機能を育てる
 ・ひいては脳の機能を育てる

 というこれらの機能の開発と育成はもとより、長期的にはいかに生きるか、生き生きと楽しみや生きがいをもって能動的に生きられるように、ということも見据えながら療育に当たるという視点を大変重要なものであると考えています。

 前者の機能の育成は、日々のトレーニングとして継続的に繰り返し繰り返しプログラムに則って行っていきます。

 さらに後者については、療育者が生徒さん一人ひとりの近い将来と遠い将来、その生き方を視野に入れながら療育に当たることが求められます。

 そのことによって、前者の機能トレーニングのプログラムの組み方も変わってきます。ともすると地味になりがちな機能トレーニングも、楽しく豊かな、無理のないものとなり得るのです。

 無理がなければ、また楽しければ繰り返したくさん行うことができます。このようないい循環を生んでいきたいものですね。造形リトミックには、そんな力があると信じてこの教育法に長く携わってきています。今も開発、研究中です。

info@zoukei-rythmique.jp  造形リトミック教育研究所
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