4063.~興味に潜む力~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「興味を切り口に」(4月26日)
おはようございます。東中野教室の吉野です。
4年生のTくんは、大きな動物が好きです。
特に恐竜の種類には詳しく、いつも感心して話を聞いています。
先月は、かばに続いてバッファローの絵を描きました。
頭の形がとりにくかったのですが、納得いくまで10回近く描き直していました。
自分で少しずつ気を付けるポイントを設定しながら描き直す姿に感動しました。
先日は、象を色画用紙で創りましたが、鼻の下には口があるはずだからと言って、
自分で口を作り、切り貼りしていました。
興味のあることに対する完成度の高さにいつも驚かされます。
教科学習においても、Tくんの興味のある切り口から導入できるように、
講師も引き出しを増やしていっています。
◇ワンポイント・メッセージ◇
恐竜をはじめ動物は、電車と並んで多くの生徒さんの興味の対象です。好きなものへの集中力、探求力は大切に育てていってあげたいものです。そこには、視る力、描く力、書く力、表現する力、読む力、感じる力、伝える力、コミュニケーションする力、・・・教科学習にも直結するさまざまな力を育む動機づけが潜在しています。子どもの好きな世界とそれへの思いを共感しながら、教科学習など行うべき課題とのバランスを取りながら授業を進めています。