3618.~社会への視点~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「“それでも”と、諦めない」(11月12日)
おはようございます。秋津教室の滝です。
いよいよ本番が近づいてきました。
これまでの努力の成果を見せる日がもうすぐそこに。
今月22日に行われる東京都の特別支援学校高等部(就業技術科及び職能開発科)の入学者選考適性検査。
この日に向けて、入学希望の生徒さんは頑張ってきました。
数学、国語の学習や作文、面接の練習に取り組み、面接のときに質問されるであろう自分の将来のことも、
はっきりと答えられるようになりました。
ある日の作文の授業で、「どんな大人になりたいですか?」という課題を出しました。
それに答えたK君の文章を読んで、感動しました。
そこには、自衛隊になってみんなを守りたい、「でも」自分は体が弱いので自衛隊に入ることができない、「でも」違う仕事でみんなを守りたい、との内容が書かれていました。
とてもおとなしいK君から自衛隊という言葉が出てきたのには驚きましたが、それ以上に、K君の「それでも」と繰り返す、諦めない強い気持ちが伝わってきました。
しばらくの間、私はK君が大人になって社会で活躍する姿を思い浮かべながら、原稿の余白を見つめていました。
◇ワンポイント・メッセージ
K君、自身の将来に社会への貢献という視点を持ち合わせているとは、すばらしいことですね。「働く」ということは、自身のためだけではなく、周りの人のために、地域のために、より広く、国や世界のために。社会人としての 大切なものをもう掴み始めていますね。そこに知識や技術を積み重ねていく。これからの学びにおいて、このベースはとても大切なものです。