4709.~何気なさそうな対話で~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「いつもより長くお話を…」(5月18日)
おはようございます。Elephas武蔵境教室の伊藤です。
ゴールデンウィークが終わり、生徒さんの服装も半袖や夏服に変わりつつあります。
毎年この時期、授業冒頭やプリント学習の合間に生徒さんといつもより長くお話をすることにしています。
連休中の出来事からはじまり、学校や職場、友人、同僚、学習、趣味など話題は多岐にわたります。
とりわけ進学・就職によって環境が大きく変わった生徒さんにとって、5月はとても大切な時期です。
新しいことばかりの目まぐるしい4月が過ぎ、すこしだけ落ち着いて自分自身や周囲を見ることができるようになっています。
話がすすむと、「紙をもらってもいいですか」と生徒さん。
講師が生徒さんの前に紙と鉛筆を差し出すこともあります。
白い紙のうえに校舎の配置や駅から職場までの道のりなどを描きながら、たくさんの新しいことを説明してくれます。
ときには前の学校・環境で困っていたことをボソッと教えてくれることもあります。
これら生徒さんとの会話、メモ、イラストは、講師にとって、今後しばらくの授業のための重要な地図となります。
◇ワンポイント・メッセージ◇
「(変化の大きかった4月の後の)5月はとても大切な時期…」、そうですね。生徒さんは、意外にお話を聞いてもらえる場を持つことが少ないものです。友達と気軽に話す機会は少なく、ご家庭でも改めて話を聞いてもらう時間を持つことはなかなかむずかしそうです。そこで、Elephasでの一見何気なさそうな対話はとても大切な意味を持ちます。生徒さんが「ボソッと伝えてこられる」内容、実は大変貴重ですね。