3157.~“より良く”~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「こうしたらいいじゃない?」(5月22日)~
おはようございます。津田沼教室の織戸です。
お母さまのことが大好きなSくん。
母の日にプレゼントする工作をとても楽しみにしていました。
今回の工作は丸い赤画用紙の大中小サイズを貼り合わせて、カーネーション花を5つ作ります。
まず、1つ目を講師と一緒に作りました。
すると「こうしたらいいじゃない?」と大サイズを机に4枚並べ、
のりを順番に塗り、中サイズを貼り付け、同様に小サイズを貼り付けました。
あとは順番に花びらを折り上げ、あっという間に残り4つのカーネーションの出来上がり。
講師が指示する前に工程を流れ作業として効率よく仕上げることができました。
いつもは「次は何をする?」と講師からの指示を促すSくんが、
自ら工作過程を考えたことにとても驚くと共にうれしく思いました。
教室で取組む造形工作では、
手先の巧緻性を高めるだけでなく、作業に見通しを立てる想像力を培うなどを目指しています。
Sくんには2つ目の目標に一歩近づきました。
母の日の工作をとてもかわいらしく作り、満足気なSくんでしたが、
「父の日には何をあげるの?」ともう父の日のプレゼントの見通しも立てていました。
来月の父の日が楽しみです。
◇ワンポイント・メッセージ◇
Sくん、とても意欲的ですね。学習でも仕事でも、“より良く”行おうと意識すること、そこがとても大切です。“より良く”には2つの側面があります。1つはより良い成果への意識、もう1つは効率化への意識です。Sくんは、すばらしく効率的に作業が行えましたね。今年の母の日の工作は少々手の込んだものでしたが、Sくんの手順で行えばより多くの生徒さんが自身の力でより多くのプロセスに参加することができましたね。Sくんの作業への意欲とプロセスの動作研究に、感服です。