4067.~好きなことで力を伸ばす3~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「漢字であそぶ」(4月30日)
おはようございます。中野坂上教室の福沢です。
今日、とても幸せな気持ちになったことがありました。
それは、Mくんとの授業で起こりました。
いつものようにMくんに、
「Mくん、漢字の練習から始めよう」と、声をかけました。
Mくんは漢字の練習が好きで、集中して練習します。
「大」という字を練習しているときに、「大」に点を付けて「犬」という字にして、「いぬ」と、講師に教えたのです。
それから、「太」という字にして「たいよう」。
「Mくん、すごいね、いろんな漢字ができたね」と声をかけると、嬉しそうに、
「いぬ」、「たいよう」と繰り返し言っていました。
続いて、木という漢字を練習しているときに、今度は「木」という漢字ににんべんを付けて「休」という漢字を作って「やすみ」。それから、「休」に線を一本たして、「体」を書いて「たいいく」。
一つの漢字から、いろいろな漢字を作っているときのMくんはとても楽しそうで、うれしそうでした。
その後、PCで、「小1」の漢字をMくんと楽しみながら読みました。
Mくんの成長を楽しむことができ、とても幸せに感じました。
次はどんなことで講師を驚かせてくれるでしょうか、楽しみです。
◇ワンポイント・メッセージ
Mくんの漢字への興味、すばらしいですね。Mくんは学習態勢形成のまだプロセスにありますが、興味のあることから学習態勢を整えてあげましょう。講師が必要と考える課題を平均的に行うことに拘ることはありません。子どもの好きな課題にウエイトを置いて、それを通して学習への集中力と持続力、講師とのコミュニケーション力を育てていきましょう。やがて、他の課題にもその態勢は浸透していくはずです。