「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。
それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。
・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
~今日のElephasブログ:「おしい~」(6月26日)
※Elephasブログは、都合によりまして本日よりしばらく、本欄に全文をご紹介させていただきます。
『おはようございます。所沢教室の小山です。
Sくんと算数の学習をしています。
通い始めた頃と比べると、見違えるほど意欲的に取り組んでいます。
10までの足し算・引き算が、できるようになってきました。
間違いがあると自ら「おしい~」と言いながらも、どんどん学習が進みます。
先日気づいたのですが、すらすら答えが書けるようになってきたら、
ときどき、わざと間違えることがあるようです。
そして、ちらっと講師をみて、「おしい?」と聞いてきます。
「おしい!」と言うと、満足した様子で正しい答えを書いていきます。
「おしい!」の掛け声と共に、学習を進めてきたSくん。
しばらく聞かなくなると、この掛け声を聞きたくなるのでしょうか。
以前は、難しそうと思うとそこで停止してしまっていたのですが、
「おしい!」のやりとりで、わかることも、わからないことも、楽しく学習でき、
あっという間に、一時間が過ぎていきます。』
◇ワンポイント・メッセージ◇
「おしい!」という言葉で、間違えても励まされてきたSくん。
この言葉は、Sくんにとって心地よい言葉なのですね。
「ちがう!」「もう一回!」「ダメ!」という否定の言葉ではなかったことが、
Sくんの成長を促してくれましたね。
間違えることに敏感になり過ぎないように指導を進めることはとても大切です。
過敏になると、
・間違えそうな問題は拒否したり、
・間違えを指摘されることを受け入れられなかったり、
・間違えると極度にイライラして、消しゴムでギューギューと消したり、
鉛筆の芯がポキッと折れるほど力を入れたり、
…いろいろな形で、心理的負担が表れてきます。
正誤なんてどうでもいい、と投げやりになってしまってはいけませんが、
正誤に神経をとがらせるようになってしまうことはそれ以上に避けたいことです。
間違えた時のこちらの対応や言葉がけしだいで、子どもの反応は大きく変わります。
学習は毎日のことですから、たったひと言への配慮の有無が子どもに大きな影響を与えます。
「ちがう!」よりも「おしい!」、こちらの心がけ次第ですね。
>発達障害 知的障害 Elephas/エレファース
公式サイト http://www.zoukei-rythmique.jp/
>>お問い合せメール info@zoukei-rythmique.jp
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