3440.~表出まであと一歩~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
※4月13日より、オンライン授業を開始いたしました。対面授業での記述は、3月末までに行われた授業によるものです。
~今日のElephasブログ:「絵を通してお話し」(4月20日)
おはようございます。津田沼教室の千山です。
Yくんは、絵を描くのが大好きです。
課題の絵を1枚、他に自分で描きたいものを一枚描きます。
2枚目の絵は、小さく色々な物が並びます。
「これは誰?これは何?」
と講師が質問しても、なかなか答えてくれません。
それが、先日、描くことが一段落すると、講師の人差し指をつかんで、
「象、キリン、レッサーパンダ、ぼく、パパ、ママ」
など、1つずつ教えてくれました。
質問にちゃんと答えられたことに感動して、お母さまに報告すると、
「先週、動物園に行ったんです」
と、嬉しそうに話してくださいました。
これからも、絵を通してYくんとたくさんお話ししていきたいと思います。
◇ワンポイント・メッセージ◇
Yくん、質問に上手に答えられましたね。今までお答えできていなかったとしても、きっと質問に答える最後のところ(表出)にあと一歩というところまで到達していたのでしょう。それが動物園に行ったばかりという新鮮な気持ちが後押ししてくれて、上手にお答えできたのでしょう。表出に至るまでのプロセス、目で耳で確認できないとその到達度は分からないところがありますが、それでもくり返し問いかけてあげることは大切ですね。と同時に楽しい体験は子どもを大きく成長させてくれます。