3419.~逆転の発想~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「早口言葉」(3月26日)
おはようございます。武蔵境教室の小泉です。
教科書の音読で飛ばし読みをしたり、ドロボーがドボローになる生徒さんと、先月から早口言葉の練習を始めました。
「生麦生米生卵」「隣の客はよく柿食う客だ」「赤パジャマ青パジャマ黄パジャマ」の3つを毎回練習してきました。
「生麦~」は特に難しく、講師もつかえて笑いながら楽しんでいます。
1ヶ月経つと、つかえるもののかなりはっきり言えるようになってきました。
授業内のほんの短時間のトレーニングですが、やはり継続は力なりです。さらに2つの早口言葉を加えて練習を続けています。
音読や会話にすぐに成果は現れなくても、しばらく取り組んでいくつもりです。
◇ワンポイント・メッセージ◇
読み飛ばしや読み違いがあるのなら、ゆっくり丁寧に読ませた方が・・・、と思われがちですが、そこが逆転の発想。早口言葉こそ、細部に気を付けないとうまく言えないものです。「なま」を正確にいうためには、2音目の発音によほど留意しなくてはなりません。その上に早口言葉のもたらす効果は、間違いに自分で気が付けるということ、だから他者に指摘されるプレッシャーがありません。また遊びの要素があるということ、だから楽しく取り組めます。さらに講師も間違えてしまうということ、「みんな頑張っているんだね、ぼくももう1回やってみるよ」、と挑戦する意欲が湧いてきます。