3026.~まずは、手応えを~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。
・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
~今日のElephasブログ:「出来ることが一つ増える」(12月20日)~
おはようございます。東中野教室の新野です。
支援学校に通っているKちゃんは、いつもニコニコ笑顔あふれる生徒さんです。授業では漢字や数字の読み書き、数の大小、お金の計算の他に、作業的な学習も取り入れています。画用紙にコンパスを使って円を描き、それをハサミで切り、パーツごとにクリップでまとめたり、折り紙を10枚ずつ色ごとに揃えたり、黒丸シールの中に小さな白丸シールを貼ったり・・・。
作業後には、今日の作業内容と感想を書きます。初めは「難しいよぉ~」と言っていたKちゃんですが、回を重ねるごとにどんどん慣れて、作業スピードも速くなっていきます。
デコボコしていた切り口がきれいな曲線になり、はみ出し気味だったシールが真ん中に貼れるようになり・・・。
「出来ることが一つ増える」その瞬間は生徒さんにとっても、講師にとってもとてもうれしい瞬間です。
今は自分の名前をバランスよく漢字で書くことに挑戦中。画数の多い難しい漢字ですが、根気よく練習を続けています。
◇ワンポイント・メッセージ◇
Kちゃん、自身の成果に手応えを感じているようですね。
まず、上達や成功の手応えを得ることで、意欲や根気、耐性は育ちます。
やがて、「難しいよぉ~」という言葉がKちゃんの中から消えるのではないでしょうか。