3125.~体得~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
~今日のElephasブログ:「通分、約分、帯分数」(4月15日)~
おはようございます。武蔵境教室の小泉です。
Kくんと時間をかけて通分の学習をしてきました。分母の異なる足し算引き算もできるようにするためです。
分数を2つ大きく手書きし、まずはお互いの分母同士をかけて分母を同じにします。この作業をスムースにできるようになったら、分母のそろった2つの分数を足し算します。通分して足し算、これを繰り返していたある日のことです。
正しい答えが出せたのでまる付けをしようとすると、Kくんはさらに「=」を書いています。Kくんは答えを約分した上に、帯分数にまでしました。一瞬の出来事でした。
ほんとうにびっくりしました。
約分はまた改めて取り組もうと思っていました。ましてや帯分数にまでいけるとは考えていませんでした。
学校やご家庭での学習と、Elephasの学習が実を結んだのだと感動しました。
「これからも、立てた目標に向かってじっくり取り組んでいけばよいのだ」と励まされたように感じました。
◇ワンポイント・メッセージ◇
Kくん、ここまで出来たら、きっともう分数は大好きになっているのでは。通分して足した後、約分、帯分数へと一瞬でできたということは、これまで学習してきたことが体得されてきていると云えます。考えて行うのではなく、感覚的にできるところに達している、ということです。
であれば、分母同士の掛け算による通分の段階を越えて、最小公倍数での通分へともうすぐに到達できそうですね。