3322.~数を楽しむ~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「子年から、ねずみ算へ」(12月2日)~
おはようございます。統括本部の山下です。
来年の干支は「子(ねずみ)」です。
「ねずみ算」という言葉があり、テキストにも「めすは一生のうちにたくさんのこどもを生みます」という一文があり,和算の古書『塵劫記(じんごうき)』でも「正月にねずみ,父母いでて,子を十二ひきうむ,親ともに十四ひきに成也。…月に一度ずつ,親も子も,まごもひこも月々に十二ひきずつうむ…二百七十六億八千二百五十七万四千四百二ひき」とあります。
「先生、それじゃあ日本も地球も、ねずみで溢れちゃうよ!」
どの教室でもワークに取り組んだ生徒さんから飛び出すびっくりの声。
「じゃあ、2の段で数えてみようか?」早速、九九の歌をPCで流して生徒さんと一緒に復習です。
「二一が二、二二んが四、二三が六…」一通り歌い終え、今度は紙に「2×2=4」とか書きながら歌って「ねずみ算」を確認します。
「二二んが四、二四が八、二八十六…」
「先生、2×16は?」
「32になるの。こうやるんだよ」そう言って筆算で「2×16=32」を示します。
2桁以上のかけ算と繰り上がり筆算を知っている生徒さんの場合は続きの応用として、
まだそこまで行っていない生徒さんには、これからやる話として紹介します。
その内、2×64=128で3桁になり、2×512=1024で4桁に…。
「いち,じゅう,ひゃく,せん,まん,じゅうまん,ひゃくまん…」
ねずみ算から九九、そして2桁以上のかけ算筆算へ、更には大きい数の位取りへと話は移って行きます。
◇ワンポイント・メッセージ◇
位取りの学習は数のイメージが持てないと無味乾燥とした学習になりがちですが、ねずみがこんなにもすごい勢いで増えていくことをイメージすると、大きな数の位取りにも興味が湧いてきますね。2匹が14匹に、98匹に、686匹に・・・。ねずみ算式に、という言葉にも肯けますね。