4803.~数学を楽しむ~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「数の不思議」(9月5日)
おはようございます。教室支援課の山下です。
私立中3年のMさんは、根号計算と三平方の定理を講習初日から学びました。
三平方の定理については導入時に親しみ易いようにと考え、
この性質を発見したとされるピタゴラスのエピソードを紹介しました。
サモス島はヘーラー神殿の床タイルを見ている内に思い付いたとか何とか。
次に定理の言わんとしていることについても親しみ易く入って行けるよう、いわゆるピタゴラス数の組を初めに、
次に小学時からおなじみの三角定規を持ち出しました。
(3,4,5),(5,12,13),(8,15,17)なんかがピタゴラス数で、
3・3+4・4=9+16=25=5・5, 5・5+12・12=25+144=169=13・13 ・・・ってな具合ですね。
三角定規の方は、それぞれの特徴を簡単に紹介し、高校数学に進むとこの2つがより関わってくることも伝えました→三角比です。
入門的な基礎問題を幾つか行い、そこに出てきた11~15辺りの自乗である11・11=121~15・15=225を覚えられると後々、
計算が少し楽になることも伝えました。
1・1=1、2・2=4、・・・、9・9=81は九九表で対角線方向に出てくるので、その先を覚えてみるのも一興だと伝え、
定理の理解、基礎的問題の演習、そして三平方の定理の豆知識(先に書いた諸々)を合わせると
少しでも取っ付き易くなると提案してみました。
余計な話も入れてしまいましたが、笑顔で興味深そうに聞き入っていたMさん。
翌日の講習2日目、問題演習の際に11~15の自乗を暗記してすらすら使っているのを見た時、講師としてものすごく嬉しかったです!
◇ワンポイント・メッセージ◇
Mさん、数学の面白いエピソードや数自体の仕組みを楽しめたようですね。そこで得た知識を翌日に活用して解答に取り組めたとはすばらしいですね。丸暗記と比べ、“なるほど!“ ”おもしろい!“と理解できると、その定着度はグンと上がります。