そらまめ~楽しみのかけら探し

鼻そげ権兵衛

どじょうすくいのおじさんが、なぜ、鼻に5円玉をくっ付けて踊っているわけを
15年前八雲風土記の丘の近くの「かんべの里」のお話コーナーで、知りました。

昔、むかし、嫁が島ちかくで、百姓をしていた権兵衛さんの畑を通りがかった
    松江の殿様は、「その美味しそうな大根を城に献上せよ。」と命じられた。

    献上する大根の味を確かめてからと、夜、試食していた処を近所の人見られ、通報された。
    (思うに、権兵衛さんに対するやっかみ行為です。)

    「殿より先に 大根を食ったな。」と、打ち首は、逃れたものの、
    鼻を削がれてしまった。(あーこわい)

    権兵衛さんは、人前に顔を出すのが恐ろしくなり、引きこもり、百姓仕事も放棄。

    この状態を見かねた奥さんは、鼻に五円玉をつけ、誰も寝ている早朝に、
    どじょうを取ってきたら、私が売ってあげる。と、提案。

    そうかもと、百姓からどじょうすくいに身を転じて、引きこもりから立ち直った権兵衛さんでした。
    (めでたしとは、言えないけど、奥さんナイスアドバイス)


    この様な悲しい話を下敷きに、明るい「安来どじょう掬い」は、踊り続けられているのです。

生まれ育った松江に訪れる人が増えるように松江紹介。
日々、手編みやガーデニングを楽しんでいる。

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