「お互いに会いたいという気持ちがあれば、絶対に会えますよ」すべてがデジタル化する世界で悟とみゆきが交わした、たったひとつの不器用な約束。素性も連絡先も知らないまま、なぜか強烈に惹かれあう二人の、「アナログ」な関係が始まった。
今年10月に二宮和也&波瑠で映画化されるとのことで読んでみました。原作はビートたけしが描き下ろし単行本として2017年9月に上梓され、この度文庫化されたってことで。
喫茶店「ピアノ」で偶然知り合った男女が、毎週木曜のこの時間にここで会うということを決めて。。。もちろん束縛することはなく、女性は携帯電話も持っていないわけで、現代のように簡単に連絡が取れるというライトではない、めちゃアナログ(アナクロって方が良いかな)な男女関係のお話です。
ネタバレにはなりますが、主人公の大阪出張や実母の死などで、毎週木曜の約束はかなわないわけで、もちろんそういう「束縛」のない付き合い方を臨んではいるものの、読者にはめちゃヤキモキさせられます。そういうピンチもなんどか主人公の悪友たちに助けられ、何度も「危機」を乗り越えながらも二人の関係は続くわけですが、ある日から彼女がまったく木曜に姿を見せなくなります。
そして数年後・・・
って話です(笑)
もどかしくてたまりませんが、携帯電話のなかった昭和の時代でももちろん恋愛はできたし、結婚もできたわけです。令和の現代よりももっと多くのカップルが恋をし、愛を育みながら結婚に至った・・・って、私も昭和時代に恋愛し結婚してるわけで(爆)
今の若い人たちには考えられないような恋愛事情なのでしょうね。
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