フォルトゥナの瞳 (新潮文庫) | |
百田 尚樹 | |
新潮社 |
フォルトゥナの瞳 百田尚樹
その男には、見たくないものが視えた。他人の「死」が。「運命」が―。幼い頃に両親と妹を亡くした木山慎一郎には、友人も恋人もいない。一日中働き、夜眠るだけの日々。夢も自信も持てない孤独な人生だった。その日までは―。
あなたが愛した記憶 (集英社文庫) | |
誉田 哲也 | |
集英社 |
あなたが愛した記憶 誉田哲也
興信所を営む曽根崎栄治の前に、女子高生・民代が現れる。十九年前に突然姿を消した恋人・真弓が産んだ栄治の娘だと主張する彼女は、二人の人物を探して欲しいと依頼する。半信半疑ながら栄治が調査を進めるうち、民代は、調査対象者のどちらかが世間を騒がす残虐な連続監禁殺人事件の犯人だと言いだし…。この子は一体、何者なのか。犯人の正体は何なのか。
「永遠の0」「海賊とよばれた男」の百田尚樹と、「ストロベリーナイト」の誉田哲也ですが、今回読んだこの二冊。。。ちょっと今までとは違った感じの物語でした。
めちゃネタバレしますが・・・
両作品ともアンハッピーエンドです(爆)百田作品はまだ納得できる終わり方ですが、誉田作品は「なんでやねん!」って感じになっちゃいます(笑)
もう一つネタバレですが(笑)
百田作品はある種の「ファンタジー」とも言えますが、誉田作品は「バイオレンスホラー」って感じです。
どちらも「ありえへん」話をいかにリアルに描くかというところが見せ所なのですが、エンターテインメントとして楽しめればいいかなって気もします。
ほんとどちらも不思議な物語でしたね。
といっても「あなたが愛した記憶」は
ほとんど忘れていますが^^
どちらの作者も普段は「リアル」な作風なので、思わず笑ってしまいました(笑)