ある日、湖畔の介護施設で100歳の寝たきり老人が殺害される。西湖署の若手刑事・濱中圭介とベテランの伊佐美佑が捜査に当たり、施設の職員に対して執拗な取り調べを行っていく。その過程で圭介は、ひとりの介護士・豊田佳代への歪んだ支配欲を募らせていく。一方、事件を追う週刊誌記者の池田由季は、やがて思いもよらぬ過去の深い闇に近づいてしまうのだったが…。
WOWOW ★★
私は原作を読んでいたので、お話はわかりますが、この映画が初見の人には全くちんぷんかんぷんだったと思います。「真犯人」は原作でも「匂わせ」で終わっているのも事実ですが、この映画ではあまり「匂わせ」てはいません。
主人公の二人は福士蒼汰と松本まりか。福士蒼汰のほうが実年齢9歳も下です。
一生懸命演じていましたが、原作の持つ男と女のドロドロした性愛はやはりちょっと無理でしたね。
また、三田佳子の演じた役は100歳前後なわけで、これもちょっと無理がありすぎます。物語を今から20年前くらいに設定すれば・・・いや、スマホがまだそれほど普及していなかったのでそれも無理かな。
原作は男性だった週刊誌記者を20代なかばの福地桃子が演じるのも少々無理がありました。
文句ばかり書いていますが、キャスティングとシナリオを変えたら、もっと見やすい作品になったかもしれません。
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