雑誌レタスクラブ前田編集長が最新号よりオススメのレシピをピックアップ!
今回はレタスクラブ11月号の「栄養を逃さない煮物」から、汁まで食べちゃう煮ものを紹介します。
編集者としてプロの料理家のワザを間近で見ながら、家庭では日々キッチンに立つ前田編集長のリアルな声をお届けします!
煮ものの煮汁には栄養がたっぷり!残しちゃうのはもったいない
「ビタミンB1やCなど水溶性の栄養は、煮込むと煮汁に溶け出してしまうので、実は煮ものの煮汁には栄養がたっぷり。でも煮汁を飲むのは塩分の面でちょっと心配ですよね。
今回は煮汁ごと食べられる味付けで、とろみをつけるなどの工夫をしたレシピを紹介します。これで栄養まるごと食べ切れちゃいますよ!」
ブロッコリーと手羽元のクリーム煮
「ブロッコリーは栄養価が高いので、煮汁ごと食べられるこのレシピは本当にオススメです。生クリームで自然なとろみがあり、シチュー感覚で楽しめます。ちなみに、わたしはブロッコリーを蒸しゆでにして常備しているのですが、残ったゆで汁は栄養価が高いので、みそ汁に加えたりして活用します。ゆで汁に塩を入れる場合は、みその量を減らしてくださいね」
もやしの塩そぼろ煮
「肌寒くなってくると、とろみのついた温かい食べものがおいしいですよね。とろみをつけることで味の絡みも良くなりますし、煮汁ごと食べられます。ご飯や麺にかけて食べるのもいいですよ。
ブロッコリーと同様に、私は豆もやしのナムルを作るときも茹で汁は捨てずにとっておき、スープを作ります。これは料理家の先生に教えていただいたのですが、豆の風味が出てとってもおいしいんですよ」
「野菜のゆで汁以外、豚しゃぶ肉や鶏肉をゆでたあとのゆで汁も、あくをとって活用します。肉のうまみがよく出ているので、だし感覚でみそ汁やスープに使います。とくに、豚しゃぶのゆで汁を使った「野菜だけの豚汁」は、子どもも大好きで具の野菜をたっぷり食べてくれます。
煮ものを煮汁ごと食べることも、野菜や肉の茹で汁をスープなどに再利用することも、食材の栄養をまるごといただきたいという思いは同じ。栄養が摂れるうえに、とってもエコですよね。ぜひ試してみてください!」
前田雅子
リクルート「赤すぐ」シリーズ編集を経験後、オレンジページで料理企画を担当。2016年KADOKAWA入社、2019年8月〜レタスクラブ編集長に。4歳男児の子育て中。仕事、育児、家事でバタバタの毎日を送るなか、へとへとでも作れるレシピを日々模索中。
文=ジョッキー
2022/11/01 12:30 レタスクラブ
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