孔子伝 白川 静著 2019年02月17日 | 本 「孔子は最も狂者を愛した人である。 「狂者は進みて取る」ものであり、「直なるもの」である。 邪悪なるものと闘うためには、一種の異常さを必要とするので、 狂気こそが変革の原動力でありうる。 そしてそれは、精神史的にも、たしかに実証しうることである。 中国においては、その精神史的な出発のところに、孔子の姿がある。 あらゆる分野で、ノモス的なものに対抗しうるものは、 この「狂」の他にないように思う。」 文庫版あとがきより 中央文庫 #本 #孔子伝 #白川静 « 「海からの贈物 GIFT FROM T... | トップ | 生まれてはじめての感謝状 »