10センチ以下博物館(断捨離の果てに) ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

65歳定年時代に早期退職した男の片付け日記。
整理してしまう前に記録として残しておきます。

公務員の悲哀

2017年10月12日 06時21分22秒 | こんなことをした、こんなことを考えた

教員の多忙 授業準備できず

私くらいの世代だと、先生は、子供と一緒で、
夏休み、冬休み、春休みがあっていいなぁ、だった。


ただ、校内暴力、モンスターペアレンツ、そして塾の状態化と、
色々な社会状況に呼応して、厳しい職場環境になってきた
と推測する。

そして今は、(自らもやったことがない)色々な授業をやらされたり、
子供に関する教育の要求レベルが上昇するばかりと、
ある意味目指したくない職業になっている様な気もする。


知っている人は知っているが、日本の公務員は諸外国に比べ、
総体的に数が少ない。
その上に、勤勉な仕事に対する姿勢も求められる。
更に、10年以上前から行政改革にさらされ、給与は下がり、
退職金は500万円以上下げられる、という環境にもある。


更に、昔よりも業務は増え、特に、災害のような状況では、
不眠不休の対応まで要求される。
当たり前という人もいるだろうが、彼らも人であり、
余裕のない状況では耐えられないはず。


実際、税金泥棒的な人もいるのだろうが、それは民間も同じ。
給料相当の働きをしない社員がいるのはどこも同じであり、
それは、動物の世界同様、数%は怠惰な人間、は自然発生
するのだから。


現在のような、売り手市場の雇用情勢なら、尚更だ。
高給、好待遇(福利厚生)を蹴って、(官僚は絶対!除く)公務員に
なるには、本当に公僕である意志が前提かも知れない。
仮に、地方は大企業がないから、という理由での就職であっても、
公務員を取り巻く環境が良くなるとは思えない状況では、
そういう志のない人ほど、中途で脱落していくかも知れない。


税金が給料の原資、公僕、という名の下に、
酷務、改悪が強要されやすい立場(スト権なし)
を考えれば、ブラックと言われてもしかたがない
かも知れない。
そうなると、今度は「質」が落ちていく、のだが。


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