「私は私のままで生きることにした 」

令和元年７月１５日

３連休最期の日は久々の晴れとなってくれた。
おかげで、洗濯、布団干しなど湿気とりに専念できた。


プチアーリーリタイアする前に買った本「私は私のままで生きることにした」（キム・スヒョン）をやっと読了した。
元々遅読な上に、リタイア直前の激務だったこともあり、読み終わるまでに２か月以上かかってしまった。

店頭で見つけて、予備知識もなく、数ページ読んだだけで購入したが、買って損はなかった。


著者は、現在我が国とは残念な関係になっている韓国の、エッセイスト兼イラストレーターだが、自分の存在について思索をしているタイプの人にはお勧めだ。

趣旨は理解できるが今一つしっくりこない、どれも同じような結論、というのが私の多くの自己啓発本に対するイメージだった。
この本も、どちらかというと、自己啓発本的な内容かもしれない。
１から３ページ程度の文章に、最後にまとめの２、３行が色を変えて書かれており、次のページにイラスト付きの短文が加えられている。
この本の良いとことは、最後の２、３行よりも、それに至る前の文章が、（著者の体験を交えて書かれているからか）観念的ではなく、うなずき、理解しやすい内容となっていて、この部分がむしろこの本の肝と言っていい。

詳細は書かないが、プチアーリーリタイアをする最中で、自分や仕事のことで相当自問自答をしていたこともあり、この本の内容は、自分で立てた考えを後押ししてくれる内容だった。


私は、手元に置いて、時々引っ張り出して読み直したいと思っているので、店頭で数ページでもいいので手に取って見てほしい。
読んでもし感じるところがあるのなら、買って損はしない内容です。