連合中央の反国民性
労働組合「連合」とくにその中央は、10月31日の衆議院議員選挙にあって、下記記事の通り、10月15日岸田内閣が設置の「新しい資本主義実現会議」に芳野会長が参加するとし、選挙戦さ中の26日にその初会合に出席する有様で、もはや「労働組合のセンター」ではない反国民的組織というべきではないか、なぞとの声も出ています。
https://www.asahi.com/articles/ASPBH6KH4PBHULFA00R.html
その10月25日朝までに、連合中央は神奈川13区の、野党統一候補の太氏VS自民党幹事長甘利氏の選挙においても、下記のような(甘利さんが小選挙区落選しては困ると考えたのか)妨害行為をしてきたことがありましたので、添付して報告します。10月25日夜、連合中央にファックスで抗議申し入れしたものです。
選挙終盤は、甘利氏を比例復活もさせないところまで持って来れるか、という気持ちで動いていたのですけれどね。
〒101-0062 千代田区神田駿河台3-2-11 連合会館内
TEL03-5295-0550 FAX:03-5295-0535
日 本 労 働 組 合 総 連 合 会
芳 野 友 子 会 長 殿
2021年10月25日
抗 議 申 入 書
貴連合本部が今般、衆議院議員選挙神奈川13区の立憲民主党公認候補太ひでし氏陣営が、当会の仲介により、10月16日、日本共産党湘南地区委員会に同党の支援者らの宛名記載を委嘱した公選ハガキ2万枚につき、「私も応援しています」の欄に「比例は共産党に」などと記載する件について、10月23日朝までにこれを実施すれば貴連合本部の推薦を取り消す趣旨までも述べて阻止したことにつき、ここに強く抗議します。
1 当会は、2016年4月17日、衆議院神奈川13区に対応する神奈川県の綾瀬市、海老名、座間市及び大和市の市民らにより、設立された市民団体です。当会は、創立以来、腐敗と悪政をつづける自公政権の政治を変えるため、小選挙区であることからも候補者の統一を強く呼びかけてきました。
今回、神奈川13区では、立憲民主党の太ひでし候補のほか、日本共産党から候補予定者があったところ、前回の票数からしても太氏に統一するのが適正であると考えつつも、両者の討論会などを実施したうえで、つまりは共産党に何度も要請し続け、ようやくこれが10月13日に成立したことを受け、10月15日、太氏と協定を結び、神奈川13区での当選を目指して様々な努力・協力をしているところです。
当会は、設立以来この10月18日まで、4市全域にわたって、チラシ等により野党共闘の重要性を訴え、特に昨年末以来の7回にわたり4市全域に「野党共闘を」「選挙に行こう」と訴える街宣車を回し、公示直前には「13区の野党候補が統一、太ひでし氏に決まりましたあ」と訴え続けました。そして、上記の経緯から「比例はおりてくれた共産党に、そして社民党、れいわ、立憲に」と運動してきたものです。
2 当会は、太陣営の公選ハガキについて直ちに協議し、当会としては、上記経緯からしてその「私も応援しています」欄には、自らの名前等と「比例はおりてくれた共産党に」などと自由に記載することを了解するよう求め、太陣営はこのことについて県連等と検討され、16日朝、了解と連絡いただきました。これを受け、当会会員は、数枚、数十枚から多い者で500枚を超えて預かり、比例についてそれぞれの考えで記載するなどし、その知合いや仕事依頼者などの宛名を書き、これを急ぎ太陣営にお渡ししてきました。
3 あわせて、16日朝、2万枚をお願いできないかという申し出があり、これは実質、日本共産党の協力がなければでき得ないと説明したところ、「比例は共産党に」などと記載して良いということ、同党への依頼を了解されたので、急ぎ同地区委員会との仲介をしました。
同党は、上記の通り書いて良いということであれば了解するとされ、同日の午後1時頃、同党が太陣営から直接、2万枚を預かりました。同党は、上記の比例についての文言と、その支持者らの宛名を記載し、急ぎ、太陣営に搬入してきたと聞知します。
4 しかるに、23日朝に至り、太氏とその選挙対策責任者が、同党側にこの2万枚を持参されつつ、これを送ることが出来なくなったことの報告とお詫びをされました。そこでの説明及び同日昼ごろの大和駅前での13時間遊説の際の当会事務局らへの関係者説明によると、立憲民主党県連と連合神奈川の了解は得ていたが、連合本部からストップが入った、これを実施するのであれば推薦を取り消すとまで言われてしまってそうなった、申し訳ないとのことでした。
5 これは、貴連合本部の芳野友子会長が10月22日、衆議院選挙に向けて立憲民主党と日本共産党との選挙協力が進んでいることについて「連合が支援している立憲民主党と共産党との距離感が近くなっていることは非常に残念だ」と述べた趣旨によるのでしょう。当会においても、連合が、これまで日本共産党と対立してきた歴史的背景があることは知っております。
6 しかし、腐敗と悪政をつづける自公政権の政治を変えるためには、小選挙区において、野党の統一候補としなければ勝てないことも明らかです。
特に、神奈川13区では、2017年10月22日の衆議院議員選挙では確定投票率50.62%、自民党公認・公明党推薦の甘利明氏は127,214票(得票率56.1%)、太氏は62,779票(27.7%)であり、共産党候補が36,627票(16.2%)ですから、太氏が当選するためには、
① 野党候補として太氏に統一されること、
② 共産党候補への票が、今回は太氏あて確実に投票されること、
③ 統一候補とできたこと、自公政権のあまりの無能・腐敗のようすから、甘利氏を落選させられる可能性があること、野党躍進の機運を感じた有権者らが太氏に投票すること、投票率を高め、その多くが太氏に投票すること
これらが必須であることは、明確です。そして、
④ 共産党が書いた宛名先は、ほとんどがその支持者でありましょうから、立憲民主党の比例票が減る効果は生じません。前回、共産党候補に投票した人が確実に太氏に投票する効果を及ぼすだけです。共産党候補が小選挙区に出ていないことから投票に行かない人も一部いるだろうところ、野党候補が統一されたことを知らせて太氏への投票を促し、かつ比例票を従前どおり共産党に入れてほしい、というだけのことです。
7 神奈川13区の自民党候補は、自民党の幹事長になった甘利明氏です。甘利氏は「(自公の)自由民主主義政権」か「共産主義(が参加する)政権」かの体制選択選挙になります」などと述べています。共産党においては立憲野党が過半数をとれても閣外協力にとどめると明らかにしており、もとより資本主義憲法である日本国憲法を前提とするのですから、共産主義政権なぞということは全くないのにもかかわらず、このような偽りを流布して勝利しようとしているのです。
貴連合本部は、このような自民党幹事長のデマに加担するのでしょうか。この神奈川13区で甘利明幹事長を落選させることの重要性に思いは至らないのでしょうか。
昨日の一部報道では「党幹事長の甘利と太がしのぎを削る。甘利は自民党支持層の約8割を固めたが、公明支持層の支持は5割半ばにとどまる。太は無党派層への浸透を図る」という処まできているのに、貴連合本部はかような行為をしたのです。
当選・落選は数票の違いでも起こります。貴連合本部のしたことは、共産党支持者の一部が太氏に入れずに白票とするなどの危険性がある行為であり、その数票ずつ積み上げるべく闘っている太陣営にとり、明らかにマイナスの行為でした。
8 以上の通り、貴連合本部が今回した行為は、日本共産党に極めて非礼な行為、仲介した当会に非礼な行為であるだけでなく、太氏の当選にためには決してブラスならないことは明確です。
それはすなわち、腐敗と悪政をつづける自公政権を利する姿勢だという外なく、経済格差が広がり、労働者が苦衷にある現今の日本において、労働者の権利法益を侵害する反国民的な態度だと断ぜざるを得ません。
いかに貴連合本部が共産党の方針と対立しているとはいえ、それをもって全国民の代表を選出する国政選挙において、それぞれの段階での大同団結もできない姿勢、まして今回のように、太陣営にあって判断した事柄につき強権的な関与をしてくる姿勢は、国政を変えたいとする多くの国民の願いに反した行為です。
9 太陣営としては、当会とも協定した責任ある野党統一候補として、貴連合本部に対しても神奈川13区での前回の上記票数のことをよく説明すること、当会との信頼関係を確立してきたことなどを説明し、自主性をもって、しっかりと対応しなければならないところでしたが、これがかないませんでした。
10 ここに、貴連合本部の冒頭記載の行為につき、断固として抗議します。選挙後に当会あて、また日本共産党あてに誠実さある説明をされるようここに求めます。
そして、かかることありとも、当会はこの選挙戦で太氏が勝利することが極めて重要だと確信することから、最後の最後まで支援し続けるものであります。
戦争廃止4市共同市民の会(かながわ13区4市共同市民の会)
共同代表 (綾瀬市) 野 村 耕 司
同 (海老名市) 白 神 薫
同 (座間市) 髙 橋 勝
同 (大和市) 斎 藤 竜 太
〒242-0021 神奈川県大和市中央2-1-15
事務局 弁護士滝本太郎
労働組合「連合」とくにその中央は、10月31日の衆議院議員選挙にあって、下記記事の通り、10月15日岸田内閣が設置の「新しい資本主義実現会議」に芳野会長が参加するとし、選挙戦さ中の26日にその初会合に出席する有様で、もはや「労働組合のセンター」ではない反国民的組織というべきではないか、なぞとの声も出ています。
https://www.asahi.com/articles/ASPBH6KH4PBHULFA00R.html
その10月25日朝までに、連合中央は神奈川13区の、野党統一候補の太氏VS自民党幹事長甘利氏の選挙においても、下記のような(甘利さんが小選挙区落選しては困ると考えたのか)妨害行為をしてきたことがありましたので、添付して報告します。10月25日夜、連合中央にファックスで抗議申し入れしたものです。
選挙終盤は、甘利氏を比例復活もさせないところまで持って来れるか、という気持ちで動いていたのですけれどね。
〒101-0062 千代田区神田駿河台3-2-11 連合会館内
TEL03-5295-0550 FAX:03-5295-0535
日 本 労 働 組 合 総 連 合 会
芳 野 友 子 会 長 殿
2021年10月25日
抗 議 申 入 書
貴連合本部が今般、衆議院議員選挙神奈川13区の立憲民主党公認候補太ひでし氏陣営が、当会の仲介により、10月16日、日本共産党湘南地区委員会に同党の支援者らの宛名記載を委嘱した公選ハガキ2万枚につき、「私も応援しています」の欄に「比例は共産党に」などと記載する件について、10月23日朝までにこれを実施すれば貴連合本部の推薦を取り消す趣旨までも述べて阻止したことにつき、ここに強く抗議します。
1 当会は、2016年4月17日、衆議院神奈川13区に対応する神奈川県の綾瀬市、海老名、座間市及び大和市の市民らにより、設立された市民団体です。当会は、創立以来、腐敗と悪政をつづける自公政権の政治を変えるため、小選挙区であることからも候補者の統一を強く呼びかけてきました。
今回、神奈川13区では、立憲民主党の太ひでし候補のほか、日本共産党から候補予定者があったところ、前回の票数からしても太氏に統一するのが適正であると考えつつも、両者の討論会などを実施したうえで、つまりは共産党に何度も要請し続け、ようやくこれが10月13日に成立したことを受け、10月15日、太氏と協定を結び、神奈川13区での当選を目指して様々な努力・協力をしているところです。
当会は、設立以来この10月18日まで、4市全域にわたって、チラシ等により野党共闘の重要性を訴え、特に昨年末以来の7回にわたり4市全域に「野党共闘を」「選挙に行こう」と訴える街宣車を回し、公示直前には「13区の野党候補が統一、太ひでし氏に決まりましたあ」と訴え続けました。そして、上記の経緯から「比例はおりてくれた共産党に、そして社民党、れいわ、立憲に」と運動してきたものです。
2 当会は、太陣営の公選ハガキについて直ちに協議し、当会としては、上記経緯からしてその「私も応援しています」欄には、自らの名前等と「比例はおりてくれた共産党に」などと自由に記載することを了解するよう求め、太陣営はこのことについて県連等と検討され、16日朝、了解と連絡いただきました。これを受け、当会会員は、数枚、数十枚から多い者で500枚を超えて預かり、比例についてそれぞれの考えで記載するなどし、その知合いや仕事依頼者などの宛名を書き、これを急ぎ太陣営にお渡ししてきました。
3 あわせて、16日朝、2万枚をお願いできないかという申し出があり、これは実質、日本共産党の協力がなければでき得ないと説明したところ、「比例は共産党に」などと記載して良いということ、同党への依頼を了解されたので、急ぎ同地区委員会との仲介をしました。
同党は、上記の通り書いて良いということであれば了解するとされ、同日の午後1時頃、同党が太陣営から直接、2万枚を預かりました。同党は、上記の比例についての文言と、その支持者らの宛名を記載し、急ぎ、太陣営に搬入してきたと聞知します。
4 しかるに、23日朝に至り、太氏とその選挙対策責任者が、同党側にこの2万枚を持参されつつ、これを送ることが出来なくなったことの報告とお詫びをされました。そこでの説明及び同日昼ごろの大和駅前での13時間遊説の際の当会事務局らへの関係者説明によると、立憲民主党県連と連合神奈川の了解は得ていたが、連合本部からストップが入った、これを実施するのであれば推薦を取り消すとまで言われてしまってそうなった、申し訳ないとのことでした。
5 これは、貴連合本部の芳野友子会長が10月22日、衆議院選挙に向けて立憲民主党と日本共産党との選挙協力が進んでいることについて「連合が支援している立憲民主党と共産党との距離感が近くなっていることは非常に残念だ」と述べた趣旨によるのでしょう。当会においても、連合が、これまで日本共産党と対立してきた歴史的背景があることは知っております。
6 しかし、腐敗と悪政をつづける自公政権の政治を変えるためには、小選挙区において、野党の統一候補としなければ勝てないことも明らかです。
特に、神奈川13区では、2017年10月22日の衆議院議員選挙では確定投票率50.62%、自民党公認・公明党推薦の甘利明氏は127,214票(得票率56.1%)、太氏は62,779票(27.7%)であり、共産党候補が36,627票(16.2%)ですから、太氏が当選するためには、
① 野党候補として太氏に統一されること、
② 共産党候補への票が、今回は太氏あて確実に投票されること、
③ 統一候補とできたこと、自公政権のあまりの無能・腐敗のようすから、甘利氏を落選させられる可能性があること、野党躍進の機運を感じた有権者らが太氏に投票すること、投票率を高め、その多くが太氏に投票すること
これらが必須であることは、明確です。そして、
④ 共産党が書いた宛名先は、ほとんどがその支持者でありましょうから、立憲民主党の比例票が減る効果は生じません。前回、共産党候補に投票した人が確実に太氏に投票する効果を及ぼすだけです。共産党候補が小選挙区に出ていないことから投票に行かない人も一部いるだろうところ、野党候補が統一されたことを知らせて太氏への投票を促し、かつ比例票を従前どおり共産党に入れてほしい、というだけのことです。
7 神奈川13区の自民党候補は、自民党の幹事長になった甘利明氏です。甘利氏は「(自公の)自由民主主義政権」か「共産主義(が参加する)政権」かの体制選択選挙になります」などと述べています。共産党においては立憲野党が過半数をとれても閣外協力にとどめると明らかにしており、もとより資本主義憲法である日本国憲法を前提とするのですから、共産主義政権なぞということは全くないのにもかかわらず、このような偽りを流布して勝利しようとしているのです。
貴連合本部は、このような自民党幹事長のデマに加担するのでしょうか。この神奈川13区で甘利明幹事長を落選させることの重要性に思いは至らないのでしょうか。
昨日の一部報道では「党幹事長の甘利と太がしのぎを削る。甘利は自民党支持層の約8割を固めたが、公明支持層の支持は5割半ばにとどまる。太は無党派層への浸透を図る」という処まできているのに、貴連合本部はかような行為をしたのです。
当選・落選は数票の違いでも起こります。貴連合本部のしたことは、共産党支持者の一部が太氏に入れずに白票とするなどの危険性がある行為であり、その数票ずつ積み上げるべく闘っている太陣営にとり、明らかにマイナスの行為でした。
8 以上の通り、貴連合本部が今回した行為は、日本共産党に極めて非礼な行為、仲介した当会に非礼な行為であるだけでなく、太氏の当選にためには決してブラスならないことは明確です。
それはすなわち、腐敗と悪政をつづける自公政権を利する姿勢だという外なく、経済格差が広がり、労働者が苦衷にある現今の日本において、労働者の権利法益を侵害する反国民的な態度だと断ぜざるを得ません。
いかに貴連合本部が共産党の方針と対立しているとはいえ、それをもって全国民の代表を選出する国政選挙において、それぞれの段階での大同団結もできない姿勢、まして今回のように、太陣営にあって判断した事柄につき強権的な関与をしてくる姿勢は、国政を変えたいとする多くの国民の願いに反した行為です。
9 太陣営としては、当会とも協定した責任ある野党統一候補として、貴連合本部に対しても神奈川13区での前回の上記票数のことをよく説明すること、当会との信頼関係を確立してきたことなどを説明し、自主性をもって、しっかりと対応しなければならないところでしたが、これがかないませんでした。
10 ここに、貴連合本部の冒頭記載の行為につき、断固として抗議します。選挙後に当会あて、また日本共産党あてに誠実さある説明をされるようここに求めます。
そして、かかることありとも、当会はこの選挙戦で太氏が勝利することが極めて重要だと確信することから、最後の最後まで支援し続けるものであります。
戦争廃止4市共同市民の会(かながわ13区4市共同市民の会)
共同代表 (綾瀬市) 野 村 耕 司
同 (海老名市) 白 神 薫
同 (座間市) 髙 橋 勝
同 (大和市) 斎 藤 竜 太
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