模型ロケット同好会

火薬を燃料とする模型用ロケットエンジンで飛行する紙製模型ロケットの製作、打ち上げ

モデルロケットとエンジンの構造図

2009-11-21 | 日記
モデルロケットの構造は図をみてください、紙、プラスチック、バルサ材など軽量で壊れやすい素材を使い、ゆっくり地上へ戻るパラシュート又はストリーマを展開してゆっくり地上へ着地します、
モデルロケットエンジンは、安全設備の整った、認定工場で、厳しい品質管理の下、金属部品を一切使わない構造です、紙を巻いた耐圧製エンジンケース、粘土製ノズル、黒色火薬を油圧プレスで固め安定して燃焼するようになっています、ロケットを高く持ち上げ加速する推進薬、推進力はないが煙を出して空気抵抗と重力で減速させる時間を調整する延時薬、パラシュートを逆噴射の高温ガスで射出する放出薬の三層構造です、電気の力で発火するイグナイター点火具と、固定するプラグ

モデルロケットランチャー

2009-11-21 | 日記
モデルロケットランチャーは、モデルロケットのフィンに直進に飛行するに必要な風の力が発生する速度に達するまで案内で、その案内棒である金属性ランチロッドに機体側面のランチラグパイプを90cm滑らせることで獲得します
小型のモデルロケットは、3.2mm径、長さ90cmのランチロッドを使いますが、中型サイズの長さが1m近くで直径41mm以上になるモデルロケットは重くて支えることができないので5mm径の別売りマキシロッドを使います、モデルロケットは垂直に打ち上げても上空で、風に向かって進むクセがあります、その部分を補正するために、ランチロッドを垂直から30度以内で傾けることができます
写真はアポロ宇宙船を搭載したサターン5モデルロケットを発射台であるランチャにセットして点火コードを接続した様子

モデルロケットランチコントローラ

2009-11-21 | 日記
モデルロケットランチコントローラはロケットエンジンのノズルに取り付けられたイグナイターという電気の力で、発火する点火具に6ボルト1アンペアの電気を流す装置です、点火者とロケットエンジンを安全な距離を確保する5mの点火コード、イグナイターを挟むマイクロクリップという、洗濯ばさみのような金具がついています、安全キーという、鍵を差し込むと豆電球が点灯して、点火者にボタンを押せばすぐに点火できることを知らせます、打ち上げ準備が完了するまで、安全キーは点火者がポケットに保管して、他人が誤って、発射ボタンの押しても電気が流れない電源キーとなっています、大電流を消耗するので単三アルカリ乾電池4本は7回ないし8回で電池残量がなくなりますので、必ず予備の新品電池を持参することをお勧めします、写真は中国製品、スカイロケット社のランチコントローラ、リボンの点いた安全キーと通電表示は発光ダイオードとなっています

リカバリーワディングの使い方

2009-11-21 | 日記
モデルロケットエンジンはロケットを加速して高く持ち上げる推進薬、次に燃える推進力はないが、煙を出して、空気の抵抗と重力でロケットに減速させる時間を作る延時火薬、逆噴射でパラシュートを射出する放出火薬で構成されています、その逆噴射の高温ガスが熱に弱いビニール製のパラシュートが溶けるのを防ぐ保護用の詰め物がリカバリーワディングという、薬品で難燃処理した紙です、この薬品が熱を奪って、ビニール製パラシュートが溶けるのを防ぐのです、打ち上げごとに新品のワディングを必要枚数を丸めて玉を作り,隙間なくつめてください、決して、硬くつめすぎないように、チューブの中をスムーズにピストンのように動くか指で押して確認してください、必要枚数はキットの説明書に書いてあります、ワディングのサイズは11cm四方です

ボディーチューブ径が19mmまで  2枚ないし3枚
ボディーチューブ径が25mm  3枚ないし4枚
ボディーチューブ径」が38mm 5枚ないし6枚
ボディーチューブ径が42mm  7枚ないし8枚
ボディーチューブ径が66mm  10枚から11枚

モデルロケットエンジンの選び方

2009-11-21 | 日記
市販のモデルロケットエンジンにはいろいろな種類があり、発生できるパワーランクに応じて、2.5ニュートン秒までのA型、その倍の力の5ニュートン秒のB型、さらに倍の10ニュートン秒のC型があり、パワーが大きくなると、より重たい機体をより高く飛ばすことができます、アルファースリーロケットにA8-3エンジンを搭載すると約70m間で上がり、B-4エンジンを搭載すると140mまでとび、C6-7エンジンを搭載すると330mまであがります、さらに高く飛ばしたいときは、マルチステージ方式の2段式ロケットで打ち上げますと400mから860mまで飛びます、
エンジンの発生する力は国際単位であるニュートンで表します、1ニュートンは1kgの物体を1秒間に1m動かす力です、ニュートン秒は、そのニュートンの力に、発生する時間を掛けた数値です、エンジンの表示の見方、最初のアルファーベットはエンジンが燃焼修了するまでに発生する力の合計をニュートン秒であらわし、ランク付けをあらわしたもの、次の数字は、平均推力をニュートンで現したもの、-3というハイフンの後の数字は推進薬燃焼終了後、パラシュートを放出するまでの時間を秒で表しています、写真はパワーランクで分けられた市販されている模型ロケット用ロケットエンジン