
業ってゆうのは
身動き取れない 一本道に自分を追い込んでしまい
そうせざるを得ない状況に 自分を追い詰め
仕方が無かった と これしか と 選択肢は これだけ と
そう 思い込む性格だ
空気がざわめく時はある
今朝 同僚の一人が交通事故にあった
顔に怪我をしたが 幸い命に別状はない
判断 選択が揺らぐ時 思いもかけぬことはある
迷いを断ち切って決断したり あるいはきっぱりと諦めたり
これ一筋しかないと 思い込んでみたり
こんな時はできるだけ決断は避けたほうがいい
不可抗力もある
結局 人の運命は その人の性格であり
そこから導かれる その人の生き方であり
選択と 決断 実行が その人の運命を決めてゆく
経験が否が応でも 教えてくれるものだ
ほとんどの人は 自分の運命は自分が作っていることに気づいていない
人には 定められた変えられないストーリーがあり
どんなに頑張っても 変えられないものがある と信じている
起きる出来事は ほとんど
意識するにせよ 意識しないにせよ
自分が 道を選んでいることを 知らない
叔父さんの奥さんの五月さんは 癌で亡くなった夜
子供だった 俺の夢に現れて挨拶をしてくれた
今日は日が悪そうだから 両親に 出かけないほうがいいと言われて
出かけたら 大きな事故にあったとか
人様はこれを胸騒ぎと言う
自分には胸騒ぎは無い
あるのは 強烈な無力感脱力感倦怠感 だるさ だ
借金して仕事を始めた時 まだ利益の出てる会社をたたんだ時
子供の行く末に不安に迷った時 全て諦めて人様の会社に勤めた時
細かいことはきりが無い
常に この感覚が頼りだった
この感覚のおかげで
事故に何回かあっても死なないで済んだし
生活や 日常を壊さないで過ごしてこれた
旅行は楽しかった
家に帰った夜からの3日間の気分の悪さ
原因がわかった
昨日 妻に娘から電話があった
彼の仕事を助けるため 借金をしたとゆう
原因ががわかった 娘だったのだ
自分の近未来ではなかった
だから わからなかった
自分にわかるのは 何か良くない事が身近に起きると言うことだけで
誰についてなのか 何のことに対してかはわからない
だから この感覚が起きた時は 自分や身近な者を慎重に観察するしかない
事前に相談すれば 俺に反対される
だから 自分で決断したのだろう
この長く続いた無力感からすれば
彼は間違いなく仕事に失敗する
娘は借金と仕事で苦しむことになる
自分に似て 娘は聞く耳を持っていない
独立自尊 頑張り屋が裏目に出たようだ
伝わらない
我々二人がどんなに心配しても 干渉としか受け取らないようだ
ありがとう とはゆうが 言葉だけか
今の自分には彼らの道がはっきり見えるが
現実を夢の中で過ごしている彼らは
未来が見えない 今しか見えてない
自分もそうだった 時間が必要なのだろう
ただじっと見守るしかない
他人なら 結果を自業自得で済まされるのに
今ならまだ
今日の昼から 急に楽になった
いい兆しだろうか
平凡な幸せを願う自分は間違っているのだろうか
何も出来ず ただ祈るのみ
親とは 因果な商売だな
自分の事ではないのにつらい
運命は些細な事から 雪だるまのように大きく 思いもかけぬ姿になる
平凡が 一番楽なんだよ