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AB19450916VIRGO
 

日 一日と

2012-05-11 20:25:08 | 日記

二人ならば ラブホテルがいいだろう
風呂は バブルで大きいし アメニティも完備で ベッドもゆったりである
実際 シティホテルより快適さでは優れている
しかし 一人では割高である
駅から数分の ビジネスホテルが自分には合う

一人とは不便である 寂しい時もある
だが 一人は何物にも代えがたい自由がある
狭いビジネスホテルで時を過ごす
小さなバスユニット 狭いベッドの小さな部屋
コンビニで買ってきた酒を飲みながら
寝転がって 文庫本を読む
エアコンの音だけだ
静かで ただ 静かで
何も無い
ページをめくる音が聞こえる
携帯の音が鳴る
その音の大きさに 静けさを確認する

こうやって 旅を反芻するのが楽しみでもある
散歩そのものもいいものであるが
時々 振り返り 記憶を掘り起こし 辿った出来事を思い出し
細部を 確認し 懐かしむ

時として 古い記憶を詳細に思い出して
後悔したり あの時こうすればよかったなどと思うが
過ぎ去った事は 元には戻らない
記憶は消し去ることはできないが
懐かしむ事くらいは許されるだろう
自分には記憶しかないのだろう

今夜は 少し思い出に耽る
そんな時が あってもいいだろう

追記

沢山の人と コミュニケーションを取ろうとしたのは
違う自分を 演出したかったのだろうか
ネットの世界で 何時になくはしゃぎ 冗談を言い 楽しげにふるまう
自分にとって 最初で最後だろう 人と群れ合いたいなんてことは

コメント欄を閉じて久しい
ネットはリアルでは無く リアルでもあった
また 一人に戻るだけ
慣れたポジションだ
お会いした方々はきっと何時もの日常を送っている事だろうと思う
沢山の思い出と共に 一人に戻った
とても満足である 

気兼ねせず 気を使わない人が傍に居ればそれで十分と言う事を理解する
独立した一人と一人が寄り添う
依存せず 互いの意志を尊重しながら 別の人間でありながら
それぞれ一人で暮らせる人どうしが
寄り添い共存する
人は他人同士である
妻でさへ他人同士である
最も近しい他人でもある
他人が 対立しながら 助け合いながら 気を使いながら
何時しか共に歩くようになる
不思議だ と 思う
人の意志は儚い
儚さにリアルを付け加え 重みを持たせるのは時間の経過だ
時の試練を経て 確かなものを得る

今日も 時が過ぎて行く
今日も いろんな事があって 無事に過ぎる だから いい日だった

 

 


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