今日は
歯医者
二人で帰宅後出かけた
俺は歯石取り 年2回の
妻は 入歯 ブリッジが出来ないので 入歯
小さいのでもう慣れたみたいだ
俺のブリッジも 後何年もつかな?
あなたは 来週で終わりでしょ いいわね
私しばらく 車貸してね
お疲れ

ここずーっと 夕飯らしきものは作ってない
今夜も 残りもので
ホタテの刺身だけ買ってきた
ポイント3倍の日なので 酒と焼酎を買った
昨日は

手抜き至極だが
私 食欲ない
あるもんでいいわよ
疲れたぁ
なんもしなかったけど
いいのよ
これだけあれば十分
あるがとう 何時も
マフィン食った方がいいと思ってさ
あっためたんだけど
俺 残りご飯粥にした
お前食わないだろ
たまに さっぱりと
ザーサイが旨い
これ 塩のかたまりだな
これがいいんだな
ところてん食えよ
ベーコン食うか?
少しいただくわ
よく こんな塩辛いもの
美味しいけど
あなた 塩分取りすぎよ
食べ過ぎないでね
塩で漬け込まないと
俺 この暑さで 醗酵しちまうからさ
いいわよ 美味しくいただくから
・・・・・・
目玉焼きもうまいぞ
パンに乗っけたら?
いい具合の半熟ね
カマンベールと
たまにはいいわね
今思うと
なりたかった職業が3つある
偏屈な量子物理学者
旧家の老執事
銀座の地下2階に店を持つバーテンダー
知性も教養も資質すらない自分であるが
想像するのは自由だ
散らかしっぱなしで 協調性が無いため 誰も訪れない研究室で
一人 鉛筆と紙で
モニターに映る シミュレーションを食い入るように見つめ
パーコレーターで倍量のコーヒー
苦いコーヒーをマグカップでごくごく飲みながら
タバコの煙で薄青く煙る部屋で 研究を続ける
賞を受けても辞退し 晴れがましさが恥ずかしく
長年勤めて 退職金だけは受け取り
田舎の山小屋を買い 研究と自然観察にふけり
解く事の出来なかった方程式の解を得て
美しいなどと 満足して
俺はこれでよかったんだななどと
輝く満月の日 机に頭を持たせかけ
いい日に 死ねる いい日だ なんて
いいなぁ
大学を卒業し職の当てもなく
新聞を見たら 執事募集
食ってゆければ と
見習いとして 幸運にも採用され
旧家の複雑なしきたりを勉強し
ご主人や奥様 子供たちに仕え
何時しか 自分がいなければこの家が動かないほどに
やがて ご主人が亡くなり 奥様も
代が変わり 自分の役目も終わったと感じ
お暇を願い出でる
過分の礼金をいただき
コツコツと貯めた貯金を足して 小さな無人島を買い
釣りと読書 晴耕雨読の日々を過ごす
ある日 浜辺に面したデッキで
ロッキングチェアで メイシャムのパイプを口から離し
人生は素晴らしい と
潮騒と まぶしいほどの夕日
静かに眠るように 一生を終える
これも いいなぁ
大学時代銀座を歩いていたら
バーテンダー募集
バイトが切れていたので
小遣いに不足していた
目が慣れるまで暗い階段
マホガニーの重厚なドア
少し気後れしたが ドアをノックした
よく来たね それが始まり
やがて 店を任されるようになり
常連との会話も
マスター 聞いて なんて
客の愚痴や 悩みなど聞きながら
病気がちだったオーナーが死んだ
この店を俺に譲る 遺言書にあったそうだ
店はいつもと変わらず ずっと変わらず
何時しか体力の衰えを感じ 店を手放す
夏と冬は 自宅から図書館とジムに通い
春と秋は 軽のキャンパーで当てもない旅に出る
定住できる場所を探していたが
この 都会のこの場所がいい
気がつくのが遅かったな
家を都に担保に 体は献体に
死ねば 残るものなく
マンションから眺める銀座
ずっと 変わらないだろう
衰えた体を横たえ 都に電話する
よろしくお願いします
全てを果たしたような気がして
永遠の眠りにつく
連れ合いも 子供も持たない
独り身の人生もあったんだな
もし生まれ変わるならば
こんな人生も
でも 傍にいてくれる人に
感謝しよう
今ある事を
おい
俺65だぜ
しんみりするなよ
じじいになってもな
なんか そんな気がしないんだよ
しんみりするのは
もう少し待ってくれ
何時か
納得する時が来ると思うからさ
ちと 中島みゆきなど
歯医者
二人で帰宅後出かけた
俺は歯石取り 年2回の
妻は 入歯 ブリッジが出来ないので 入歯
小さいのでもう慣れたみたいだ
俺のブリッジも 後何年もつかな?
あなたは 来週で終わりでしょ いいわね
私しばらく 車貸してね
お疲れ

ここずーっと 夕飯らしきものは作ってない
今夜も 残りもので
ホタテの刺身だけ買ってきた
ポイント3倍の日なので 酒と焼酎を買った
昨日は

手抜き至極だが
私 食欲ない
あるもんでいいわよ
疲れたぁ
なんもしなかったけど
いいのよ
これだけあれば十分
あるがとう 何時も
マフィン食った方がいいと思ってさ
あっためたんだけど
俺 残りご飯粥にした
お前食わないだろ
たまに さっぱりと
ザーサイが旨い
これ 塩のかたまりだな
これがいいんだな
ところてん食えよ
ベーコン食うか?
少しいただくわ
よく こんな塩辛いもの
美味しいけど
あなた 塩分取りすぎよ
食べ過ぎないでね
塩で漬け込まないと
俺 この暑さで 醗酵しちまうからさ
いいわよ 美味しくいただくから
・・・・・・
目玉焼きもうまいぞ
パンに乗っけたら?
いい具合の半熟ね
カマンベールと
たまにはいいわね
今思うと
なりたかった職業が3つある
偏屈な量子物理学者
旧家の老執事
銀座の地下2階に店を持つバーテンダー
知性も教養も資質すらない自分であるが
想像するのは自由だ
散らかしっぱなしで 協調性が無いため 誰も訪れない研究室で
一人 鉛筆と紙で
モニターに映る シミュレーションを食い入るように見つめ
パーコレーターで倍量のコーヒー
苦いコーヒーをマグカップでごくごく飲みながら
タバコの煙で薄青く煙る部屋で 研究を続ける
賞を受けても辞退し 晴れがましさが恥ずかしく
長年勤めて 退職金だけは受け取り
田舎の山小屋を買い 研究と自然観察にふけり
解く事の出来なかった方程式の解を得て
美しいなどと 満足して
俺はこれでよかったんだななどと
輝く満月の日 机に頭を持たせかけ
いい日に 死ねる いい日だ なんて
いいなぁ
大学を卒業し職の当てもなく
新聞を見たら 執事募集
食ってゆければ と
見習いとして 幸運にも採用され
旧家の複雑なしきたりを勉強し
ご主人や奥様 子供たちに仕え
何時しか 自分がいなければこの家が動かないほどに
やがて ご主人が亡くなり 奥様も
代が変わり 自分の役目も終わったと感じ
お暇を願い出でる
過分の礼金をいただき
コツコツと貯めた貯金を足して 小さな無人島を買い
釣りと読書 晴耕雨読の日々を過ごす
ある日 浜辺に面したデッキで
ロッキングチェアで メイシャムのパイプを口から離し
人生は素晴らしい と
潮騒と まぶしいほどの夕日
静かに眠るように 一生を終える
これも いいなぁ
大学時代銀座を歩いていたら
バーテンダー募集
バイトが切れていたので
小遣いに不足していた
目が慣れるまで暗い階段
マホガニーの重厚なドア
少し気後れしたが ドアをノックした
よく来たね それが始まり
やがて 店を任されるようになり
常連との会話も
マスター 聞いて なんて
客の愚痴や 悩みなど聞きながら
病気がちだったオーナーが死んだ
この店を俺に譲る 遺言書にあったそうだ
店はいつもと変わらず ずっと変わらず
何時しか体力の衰えを感じ 店を手放す
夏と冬は 自宅から図書館とジムに通い
春と秋は 軽のキャンパーで当てもない旅に出る
定住できる場所を探していたが
この 都会のこの場所がいい
気がつくのが遅かったな
家を都に担保に 体は献体に
死ねば 残るものなく
マンションから眺める銀座
ずっと 変わらないだろう
衰えた体を横たえ 都に電話する
よろしくお願いします
全てを果たしたような気がして
永遠の眠りにつく
連れ合いも 子供も持たない
独り身の人生もあったんだな
もし生まれ変わるならば
こんな人生も
でも 傍にいてくれる人に
感謝しよう
今ある事を
おい
俺65だぜ
しんみりするなよ
じじいになってもな
なんか そんな気がしないんだよ
しんみりするのは
もう少し待ってくれ
何時か
納得する時が来ると思うからさ
ちと 中島みゆきなど
3通りの、なりたかったもしもの人生、
楽しく拝見しました~(^^)
takaさん文才もあるし、これを物語にしたらおもしろそうですね~。
井上陽水の「人生が二度あれば」を改めて聞くと、昔の65歳って、老けてたんだな~って感じますね。今なら黄金期。
私もいろいろな束縛から自分を解放して
自由でいたいなと思います。
暑いときには、ところてんや冷や奴、
いいですね。
元気で過ごしてますね
タフだなぁ あなたは
さりげなく山登りしてるみたいだけど
俺 神社の階段の途中で一服するようになっちゃった
しょうがないけどね
でもね
敗戦後 年寄りたち
定年55 60になれば
腰が曲がっていたんだよ
勿論
老後なんて想像すらできない子供だっけど
そんなもん と 思ってた
自分が65になるなんて
つい こないだまで現実感が無かった
不思議だね
自分じゃないみたいだよ
我々 人のしがらみの中で生きて来たでしょう?
どの人も同じだろうと思うけど
自由を楽しんでいます
義務も責任も果たした
やる事はすべてやりました
野放図にというわけではなく
自由に生活を楽しみたいと思うようになりました
好きなように動きたいですね
って 思うように行動してます^^;けど
人がどう思おうと
自分の人生は自分のものですから
ありがとう
元気が
なによりの頼りだ
便りです
あ~
これだもんな
65です^^