よく話題に上がるテーマ
昔 日本語を知らない中国人と中国語を知らない日本人が出会ったとする
言葉は通じない
例えば どちらかが「森」と言う漢字を書いたとする
日本人の頭に浮かぶのは🌳🌳🌳🌳🌳木が鬱蒼と茂る場所
中国人の頭に浮かぶのは やはり🌳🌳🌳🌳🌳のイメージ
「虎」と書けば🐯🐯🐯
「熊」と書けば🐻🐻🐻
「笑顔」と書けば😃😃😃
「怒」と書けば😠😠😠
異民族同士の意思疎通に言語が必要ない
漢字は表意文字
つまり「イメージ」をシンボライズする「アイコン」「ピクトグラム」「絵文字」だ
中国人やその他の外国人に関してはわからないが
日本人は 漢字を左の言語脳ではなく 右脳で映像として処理している
普通の会話は勿論言語脳で処理されているが
印刷物になった時点で 漢字は右脳で処理される
逆に 外国の人と違って
虫の音や水音など自然音を右脳ではなく 左の言語脳で聞いている
日本人にとって 自然が放つ音は言語として処理する
外国の人が雑音として聞く音を 意味や意図を持つ言葉として聞いている
日本人は自然音を聞きながら 大自然と心の中で会話しているとも言える
2300年前頃には漢字が日本に伝わっていたようだ
やがて 1700年前頃
最初は国家間の書類や中央官庁で漢文のまま使用された
だが そのままでは大和言葉を表すことが出来ない
で 奈良時代になって漢字の音を借用して万葉仮名が現れた
でも まだ煩雑だ
と言う事で 1200年前頃から
草書体の万葉仮名を更に崩して平仮名にした
同時期
楷書の万葉仮名の一部を利用して片仮名が生まれた
平仮名だけの文章 片仮名だけの文章も使われたが
平仮名や片仮名は大和言葉の発音記号でしかないし
大和言葉の話し言葉には同音異義語がたくさんあり
互いの誤解を生んだり 正確な意思疎通には不便だった
で
漢字 平仮名 片仮名を混用し散りばめ 意思疎通の道具として進化した
現代では
「イメージ」伝達としての漢字
「てにおは」の助詞として平仮名
「外来語」を表す文字として片仮名が定着している
日本語の言語体系が出来上がるまで沢山の紆余曲折があり 長い歴史がある
例え 大昔 古代中国から借りた文字にせよ
現代日本語から漢字を排除すれば 日本語が成り立たなくなる
結論
自信があるとか無いとかは関係ないと思う
漢字は便利で実用的だからだ
現在 全世界の人々は洋服を着ている 便利で実用的で時には美しい
どこの国の料理であろうと 美味しいものは美味しい
どこの国発祥であろうと いいものはいい
漢字が古代中国に起源を持つものであろうと
こんな便利な日本語の表現道具である漢字を日本人が捨てることはない
ところで
昨日 健康診断して ついでに インフルエンザワクチンを打ってきた
今朝 ちょっと赤くなって筋肉痛がある 何時ものことだ
ようやく冬らしくなってきた
第六波が来るにしても コロナがこのままの数字で落ち着いてくれるといいな