夜少し雪降ったみたい。

一見花が咲いてるように見えました。

運が悪いとこういうのを被ることになりますね。



一見花が咲いてるように見えました。
この季節所々に落雪注意の貼り紙がしてあり、

運が悪いとこういうのを被ることになりますね。

今日は母のことを書こうと思います。
地元に住む兄から母が転んで腰を悪くしたって聞いたのは何年前だろう。
それが元で健康自慢だった母が歩くのがままならなくなってしまい、それ以降愚痴っぽくなったと電話で聞いて、すぐには見舞いに行けないところにいるから、せめて電話で愚痴の聞き役にはなれるかと思って、毎週日曜日の夕方5時半に電話をかけるようにしたんです。日頃実家にきて買い物や病院に連れていってもらってる兄夫婦にはそうそう愚痴こぼすことはできなかったんでしょう、電話かかってくるのを楽しみにしてくれていたようです。
あんたにしか言えんばってん、
と言いながらよくあそこが痛い、ここが痛いと言っては、
もうひとりでは暮らせんごとなったって言われて、言われてもどうにもできない自分はそんなことは考えないほうがよかよって言うくらいしかできなかったです。
でもようやく一昨年の暮れころからは痛みもなくなってきて少しの散歩ならできるようになって、
年が開けてすぐ初のひ孫が生まれるという明るい話題もあって、会うのが楽しみだねぇって話ししたりもして、やっと元気になってくれたかなぁって少し安心していたんです。

去年の31日の日曜日、
いつものように電話しても出なくて、
いつもだと向こうからかかってくるのにかかってこなくて、
何度かけても出てくれなくて、
それでも、多分どこか出かけてるんだろう兄貴が何か知ってるだろうなと思って実家から車で10分ちょっとのところに住む兄に電話してみました。
電話したけど出なくて、どっか出かけてると?
と聴くと、
そんなはずはない、おかしいから見てくる
と言って実家にいってくれることになりました。
30分たっても音沙汰ないので実家の電話にかけるとしばらくして姉が出てくれました。だけど、
いまバタバタしてるから後で電話するってすぐ切られてしまって。
あ、
これはすごくよくないことになってる、知らせといたほうがいいと思い、神戸に住む下の兄貴に、よくないことが起きてる覚悟したほうがよさそうだと電話して、地元に住む弟に電話してお前も様子見に行ってくれってお願いして、それから亡くなってたと連絡くるまでやきもきやきもきしてました。
帰省して兄からその時のことを聴きました。
家に近づいたら真っ暗だったからこれはダメだと思った、
家に入るとトイレの入り口で倒れてた、
それから慌てて救急車呼んだけど、もう冷たくなってて心臓マッサージしたけどダメだった、
警察もきて現場検証で11時過ぎまで何もしてあげれなかった、
やっと警察が帰って綺麗にしてあげれた、
はっきりとはわからないけど、
外傷もないし穏やかな顔だったし、御飯のスイッチ入れるだけになってたから、
おそらくは朝起きてトイレに行こうとしてふらふらぁとして倒れ込んでそのままだったんだろう。
兄弟で一番心配かけたのは間違いなく自分だったんです。
奥さんと付き合いはじめた頃から生活も持ち直したので、やっと心配かけなくてもよくなったかなと思ってたんですけどね。
兄はもう数年したら実家に帰るつもりだったそうです。
母の一生は何だったろうと時折思ったりします。
今日は好きだったかすみ草を買って写真に飾ろうと思います。