大手の不動産仲介の営業の方からのご紹介です。
埼玉の所沢のマンションを何らかの理由で売却したようでした。営業の方から冷蔵庫と箪笥1点を埼玉の志木市まで運んで、後は、すべて撤去し処分してほしいというご依頼です。3LDKのまだ築10年程度の新しい分譲マンションです。
残っていた荷物は、少なめでした。片付けの作業は、比較的スムーズに運び、最後に式へと荷物をお客様のところに運びいれたのです。
運び先も駅近のマンションでした。
志木のマンションに着きお客様にご挨拶すると、所沢から待ってきた荷物を入れる場所がないのです。こちらは、2DKで、3人暮らし。
お客様は、まず、急なことで申し訳ないですが、お断りを入れていただき、狭く出邪魔になるソファーとベランダにおいてある家具を処分してほしいとのこと。
トラックのスペースは、ありましたから、お引き受けし、搬出し荷物を運びいれ設置で終了いたしました。
仕事が終了し、ちょっとの世間話となったのです。
すると、実は、妹が癌で入院中、後3ヶ月くらいといわれ、なくなったら、さいたま市のアパートの片づけをお願いしたいとのこと。
こちらは、もちろんいつでも声をかけてくださいと返事をして、帰ったのです。
その後、半年ほどたって、お電話が入りました。「以前所沢でお部屋の片づけをお願いしたものです。以前ちょっとお話したのですが、なくなった妹の部屋をかたづけてほしい」と。
日時をお打ち合わせし、お伺いしてみると、古い1ルームのお部屋にぎっしりと本屋が詰まっていた片付けがいのあるお部屋で、エレベータのない4階です。
作業日数4日間を要した厳しい現場となりました。