【時間制約を持つ方にも活躍してほしい】
おはようございます。創業65年基礎化粧品一筋のローザ特殊化粧料(rosa603special)は、東京都東久留米市で一貫製造しています。私、化粧品責任技術者の角屋由華でございます。働き方についての社会の動きとローザの人財に関しての考え方をまとめました。
1.「働き方改革」の目指すもの
日本では現在、少子高齢化に伴う労働力人口の減少が懸念されています。一方で、働く人が職場に求めるものや価値観も多様化してきています。これに対応するのが働き方改革です。投資やイノベーションによる生産性向上とともに、育児や介護、自身の病気治療など何らかの制約があっても働ける・活躍できる環境づくりが望まれています。
2.多様な人財を受け入れる意味
日本ではこれまで、時間や場所の制約なく、仕事の内容も限定せずに、企業の都合に合わせて働ける人を高く評価してきました。確かに企業にとってそのような働き方ができる人は重宝されたでしょう。しかし、そのような働き方のできる人材はどんどん減ってきています。そしてもっと重要なのは、制約なく働ける人だけの集まりは属性も均一化しがちで、新たな発想が出てきづらくなり、企業にとって必ずしも良い結果をもたらさないようです。逆に、幅広い属性・価値観の人が集まることでさまざまなニーズが察知でき、チェック機能も働きます。そこから新たな発想やイノベーションが生まれビジネスチャンスの拡大が期待できるという思いから、ローザではシルバー人材の活用~学生アルバイトの受入れまで多種多様な人財を受け入れています。
3.「短時間正社員」という選択肢
今後の展開としては、正社員に期待する役割を明確にしたうえで、それを果たせそうな人材なら短時間正社員として採用することが検討できそうです。このときに考えるべきは、短時間正社員の職務内容や待遇です。正社員として業務を任せ、責任を負ってもらうなら、恐らくパートタイマーや契約社員とは待遇も異なってくるでしょう。一方、フルタイムすなわち従来型の正社員とのバランスも考慮する必要があります。実際は、基本給は労働時間に応じて減額、手当等はその趣旨に沿って支給することが多いと思われます。業務量は所定労働時間に応じて調整することになりますが、評価に当たっては、労働時間が短いことのみを理由に不当に低くならないよう、仕組みを構築することが重要です。そして、このようないわゆる「多様な正社員」制度を設けるなら、その目的や処遇に関する社内周知も大切です。併せて、従来型の正社員の働き方も見直す必要があります。テレワークも同様で、長時間労働が当然になっている職場ならば「あの人はなぜ特別なのか」という不公平感を持たれてしまう恐れがあるからです。
4.協力と工夫を
「新規に採用する人材が短時間正社員」という前提で述べましたが、これはパートタイマーを正社員登用する場合や、育児や介護等の事情で一時的にテレワークを含む短時間勤務をする場合にも当てはまるでしょう。さらに言えば、勤務地や職種を限定した正社員の雇用にも応用できます。管理職にしてみれば、個別対応が求められるわけですから、業務分担や労働時間の管理などは煩雑になるかもしれません。しかし、「フルタイム働けない=非正規雇用しか選択肢がない」というのでは、これから優秀な人材は確保しづらくなるので、ほんの少しの工夫でその人に任せられる業務が増えたり、モチベーションが上がったりするなら、メリットが大きいと考えています。零細企業は、一人ではできないからスタッフの協力が必要です。ローザは、自己実現のできる会社を目指しています。
▲時間制約を持つ方にも活躍してほしい
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