【神の恵み:ビタミンC誘導体の種類と効果】
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今週は、ビタミンCの種類や効果、その他雑学についてお話しています。
ビタミンCはL-アスコルビン酸と呼ばれる有機化合物で、誘導体として変換する方法によっていくつかの種類に分かれます。種類によって吸収性・持続性などが異なり、それによって肌への効果も違いが出てきます。
本日は、ビタミンC誘導体の種類についてご紹介します。
1.水溶性ビタミンC誘導体
短時間で皮膚に吸収されるため、即効性が高いことが特徴です。
皮膚に塗布すると、純粋なビタミンCよりも数十倍の浸透力があります。
肌の中での持続時間は約12時間と後者のビタミン誘導体よりも短めです。
メラニン色素を還元し、シミやそばかすを予防・改善する働きがあります。また、皮脂のコントロールに優れるため、皮脂の過剰分泌によるニキビなどの改善にも効果が期待できます。例)リン酸アスコルビルMg
2.油溶性ビタミンC誘導体
本来ビタミンCは水にしか溶けない性質で、クリームなど油分のある化粧品には配合することは不可能とされてきました。この問題を解決するために、ビタミンCに脂肪酸を結合させ開発されたのが油溶性ビタミンC誘導体です。
浸透性が高く、肌に塗布すると純粋なビタミンCよりも約30倍の浸透力があります。長時間皮膚の中で効果が持続し、その効果は約48時間以上と言われています。油に溶けている状態のため保湿力に優れているのが特徴です。
例)テトラヘキシルデカン酸アスコルビル
3.両親和性ビタミンC誘導体
水溶性と油溶性の両方の性質をあわせ持ち、即効性と持続性に優れたビタミンC誘導体です。
浸透性が非常に高く、従来のビタミンC誘導体の100倍以上という結果も報告されています。その高い浸透力により、真皮層まで確実にビタミンCを届け、活発にコラーゲン合成を促進します。また、シワ改善、美白効果、ニキビへの効果が実証されているものもあります。
例)パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na
まとめると、水溶性は即効性が高く、油溶性は吸水性・持続力が高く、量親媒性は水溶性と油溶性の両方の性質をあせたビタミンC誘導体ということです。
▲神の恵み:ビタミンC誘導体の種類と効果
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