617最高裁共同行動2025実行委員会

「最近の司法、おかしい」と思っているみなさん!「憲法の番人」が国民に顔を向けるよう一緒に変えていきませんか?

女川原発差し止め訴訟の仙台高裁判決に抗議します

2025年01月10日 | お知らせ

女川原発差し止め訴訟の仙台高裁判決に抗議します

6・17最高裁共同行動2025実行委員会

 仙台高裁(倉澤守春裁判長)は11月27日、「避難計画に不備がある」として市民が運転差し止めを求めた女川原発訴訟に対し、訴えを退けた一審判決を支持し、控訴を棄却する人命軽視の不当判決を出しました。私たちは、これに強く抗議します。

 原告側が、検問所・避難所の開設やバス車両や添乗員の確保の困難さなどを立証し、避難計画の問題点を具体的に訴えたことに対し、判決では一方で「避難計画に実効性がなく…具体的な危険があることを立証した場合は、運転の差し止めが認められる」と述べておきながら、避難は段階的に行われるものなので「原告は必要な立証をしていない」と、希望的観測でもって判断しました。

 これでは避難計画の抜本的見直しがなされないまま、原発立地周辺の多くの住民が危険にさらされ、不安は募るばかりです。予防原則に立った司法の役割を放棄した判決と言わざるを得ません。

 実行委員会参加団体は、この判決に抗議するとともに、司法が人命第一の立場を貫かれるよう、今後も共同して闘っていきます。
                                           
 2024年12月3日

<6・17最高裁共同行動2025実行委員会 参加団体>

原発事故被害者訴訟原告団全国連絡会、福島原発刑事訴訟支援団、子ども脱被ばく裁判原告団、原発避難者の住宅追い出しを許さない会、東電株主代表訴訟原告団、東海第二原発差止訴訟原告団、止めよう!東海第二原発首都圏連絡会、建設アスベスト東京訴訟弁護団、建設アスベスト全国連絡会、原発事故被害者団体連絡会、「避難の権利」を求める全国避難者の会、避難の協同センター、原発被害者訴訟全国支援ネットワーク・首都圏連絡会、公害総行動実行委員会、東京地方労働組合評議会、たんぽぽ舎、ノーモア原発公害市民連絡会、宗教者核燃訴訟原告団、原発事故からの復興・復旧を求める会、日本環境会議   (順不同、2024年11月現在)



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